今季からラツィオ監督に就任したガットゥーゾ photo/Getty Images

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ラツィオが好スタートを切る一方、スタジアムでは異例の抗議活動が続いている。

セリエA第3節まで首位に立っていたラツィオは、13日のミラン戦で2-2と引き分けたものの無敗をキープ。今季就任したジェンナーロ・ガットゥーゾ監督のチームは期待以上の戦いを見せているが、スタンドには多くの空席が目立った。

その背景にあるのが、クラウディオ・ロティート会長へのサポーターの抗議だ。

英紙『The Guardian』によると、ラツィオの年間チケット販売数は昨季の約3万枚から4500枚未満まで減少。昨季のミラン戦には5万人が訪れたが、今回はその半分にも満たなかったという。

サポーターはクラブを見放したわけではない。試合前には数百人が練習場に集まり、選手を乗せたバスをスクーターでスタディオ・オリンピコ近くまで先導。その後はスタジアムに入らず、パブや自宅で試合を観戦するという抗議を行った。

抗議の対象はロティート会長だ。2004年からクラブを所有するロティート氏に対しては、タイトルから遠ざかっていることや補強への不満など、長年にわたって批判が続いている。

一方、今季のラツィオは補強禁止処分が解除された後、ダヴィデ・フラッテージらを獲得。フラッテージは開幕から3試合連続で得点するなど、チームの好調を支えている。

それでもミラン戦では、2点のリードを守れず2-2のドロー。スタンドの多くをミランサポーターが埋める異様な雰囲気となった。

試合後、ガットゥーゾ監督は「ファンなしのサッカーはクソだ」と語り、「5万人、5万5000人の観客がスタジアムに来てほしい」と訴えた。

チームは好調。しかし、サポーターとクラブ首脳陣の対立は深まったままだ。ラツィオでは現在、ピッチ上の成績とは別のところで、大きな問題が続いている。