巨人先発の井上温大(カメラ・清水 武)

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◆JERAセ・リーグ ヤクルト―巨人(26日・神宮)

 巨人の井上温大投手がヤクルト戦に先発し、6回2失点で降板した。スポーツ報知評論家の宮本和知氏はその投球フォームから登板間隔を開けるよう助言した。

 初回の初球、高め直球をホームランにされたことで、すべてが後手後手になった。威力はあっても普段の制球力に欠け、右打者の内角に直球を投げ切れないでいた。インコースに残像を作れないから変化球に頼った。イニングを追うごとに何とか低めに抑えようとしても、上半身をおじぎするように使ったことで、球を指で押し込むことができなかった。この日は特に腕と体がアンバランスだった。

 最近2試合とも感じていたことで、球が不用意に浮く。外角低めにビシッと制球できるのにできない。これは明らかに疲れからくるものだと思う。まだ、シーズン通してローテーションを守ったことがないことも一因。ただ、ピッチャーは自身の疲れには鈍感で、なんで球が浮くのか、フォームに問題があるのか、分からないものだ。ベンチの投手コーチがその疲れを見抜き、判断してあげることが大事になる。

 一度リフレッシュさせるか調整法を変えるのも手だろう。今のアンバランスなフォームでは故障にもつながりかねない。井上なしに逆転優勝など夢のまた夢なのだから、ここは思い切った判断も必要だ。悪い中でも6回2失点でまとめたのだから、本当にレベルの高い投手になった。万全な状態にして、9月に送り込みたい。(スポーツ報知評論家)