「何か意図が…」道路に大量の食パン 3日連続で不法投棄 理由は「動物の誘い出し」か 夏の「痩せクマ」に警戒 鳥取
約150メートルにわたり、点々と30斤ほどの食パンが不法投棄されていたのです。
自然公園財団 鳥取支部・平木尚一郎事業所長:
6月くらいからクマの目撃もある。ここに集まってくるのは不安。
鳥取県西部の国立公園「大山」の近くを走る県道で、公園を管理する団体の職員が発見しました。
自然公園財団 鳥取支部・平木尚一郎事業所長:
ガードレール沿いに並べて置いている。何か意図があるんだろうなと思う。
食パンは14日に発見され、その日に回収しましたが、15日にも、そして16日にも、3日連続で同じ場所に投棄されました。
さらに、食パンは20日朝も捨てられ、回収された量は4回で合わせて39kgに上りました。
ふっくらと仕上がった、大量の食パン。
不法投棄した狙いを、平木事業所長は、「動物の誘引かなと思う。自然保護の観点からしてほしくない」と推察しています。
大山周辺では2026年、クマの目撃情報もあり、食パンの不法投棄は野生動物を誘い出し、交通事故や人身被害につながる恐れもあります。
警察や鳥取県が現場を確認しましたが、今のところ、誰が、何の目的で捨てたのか分かっていません。
今の時期、注意が必要なのが、腹をすかせたクマの存在です。
箱わなの中で、うなり声をあげる、一頭のヒグマ。
北海道・岩見沢で、19日に捕獲されました。
体長1m30cm、重さ100kgのオスで、2週間前から住宅近くの田んぼで目撃されていたといいます。
捕獲したのは、地元のNPO法人。
NPO法人 ファーミングサポート北海道・原田勝男理事:
今のクマは痩せている。この時期は山にエサがない。ぼちぼち下界に降りてきて、何か食べるものをと田んぼのそばに寄ってくる。クマを捕獲しないと被害が出るから、前もって捕獲した。
電気ショックで動きを止め、駆除されたクマ。
これからの季節、腹をすかせた“痩せグマ”が人里に現れる恐れがあり、警戒を強めています。
NPO法人 ファーミングサポート北海道・原田勝男理事:
クマの嗅覚は風向きによっては2kmくらいのものでもにおい取る。残飯を外に出したりすると、すぐにそういうにおいで寄ってきます。人を襲うということが、一番我々は注意している。
食べ物かどうか確認するように、定点カメラのにおいをかぐ、一頭のツキノワグマ。
青森・十和田市の「奥入瀬」では、先週、2度にわたりクマの姿がカメラに映りました。
長年、野生生物を観察している撮影者は、その姿に“痩せている”との印象を受けたといいます。
東北巨木調査研究会代表・高渕英夫さん:
びっくりするくらい痩せていた。イノシシとニホンジカが増えてくることによって食べ物が少なくなってきているという状況はある。
長野県北部の観光地では、14日、ハチミツが詰まった「養蜂箱」を狙うクマの姿が。
これからの季節、腹をすかせて人里に現れる“痩せグマ”に注意が必要です。
