茂木健一郎「難しい方に行っていいんだよ」あえて認知的負荷をかける意義
脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「難しい方に行っていいいんだよ」と題した動画を公開した。「簡単で分かりやすい」ものがもてはやされる現代社会の風潮に対し、あえて「難しいこと」に挑戦する意義を語った。
茂木氏は動画の冒頭で、「易きに流れる」現代の傾向を指摘。「シンプルで分かりやすい説明をしてほしい」という需要がある一方で、「難しければ難しいほどいい、認知的負荷が高ければ高いほどいい」と考える人々も存在すると述べた。自身も子供の頃からそのタイプであったと明かし、現在読んでいるジェイムズ・ジョイスの難解な小説『ユリシーズ』を挙げ、「凄まじい文章の密度」に触れる喜びを熱弁した。
一方で、ただ難解であればいいわけではないと強調する。日本の哲学思想の一部に見られる「ただややこしいだけのもの」を批判し、イギリスの分析哲学やアラン・チューリングの論文のように「シンプルで分かりやすいが高度」なものや、『ユリシーズ』のように「難解さの向こうにカチッと真実があると思わせるもの」こそが重要だと指摘した。
さらに茂木氏は、難しさに惹きつけられる理由について「自分が育つ」と説明。高度な情報処理を伴う認知的な負荷をかけることで、自身のアイデンティティやエージェンシー(主体性)が高まるという直感があると語った。また、実用的な側面として、脳のネットワークを高度に発達させることで「アンチエイジングになる」とも付け加えている。
動画の終盤では、日本のマス文化を「大人にも離乳食を与え続けるような文化」と表現し、高度で難解なコンテンツをそのまま提供する環境が根付かない現状を嘆いた。しかし、自身の生き方としては「なるべく難しい、高度な方へ行こうと思っている」と語る茂木氏。最後には、自身の考えに共感する視聴者に向けて「難しい方に行っていいんだよ。そこに未来があるよ」と温かい言葉を送り、動画を締めくくった。
茂木氏は動画の冒頭で、「易きに流れる」現代の傾向を指摘。「シンプルで分かりやすい説明をしてほしい」という需要がある一方で、「難しければ難しいほどいい、認知的負荷が高ければ高いほどいい」と考える人々も存在すると述べた。自身も子供の頃からそのタイプであったと明かし、現在読んでいるジェイムズ・ジョイスの難解な小説『ユリシーズ』を挙げ、「凄まじい文章の密度」に触れる喜びを熱弁した。
一方で、ただ難解であればいいわけではないと強調する。日本の哲学思想の一部に見られる「ただややこしいだけのもの」を批判し、イギリスの分析哲学やアラン・チューリングの論文のように「シンプルで分かりやすいが高度」なものや、『ユリシーズ』のように「難解さの向こうにカチッと真実があると思わせるもの」こそが重要だと指摘した。
さらに茂木氏は、難しさに惹きつけられる理由について「自分が育つ」と説明。高度な情報処理を伴う認知的な負荷をかけることで、自身のアイデンティティやエージェンシー(主体性)が高まるという直感があると語った。また、実用的な側面として、脳のネットワークを高度に発達させることで「アンチエイジングになる」とも付け加えている。
動画の終盤では、日本のマス文化を「大人にも離乳食を与え続けるような文化」と表現し、高度で難解なコンテンツをそのまま提供する環境が根付かない現状を嘆いた。しかし、自身の生き方としては「なるべく難しい、高度な方へ行こうと思っている」と語る茂木氏。最後には、自身の考えに共感する視聴者に向けて「難しい方に行っていいんだよ。そこに未来があるよ」と温かい言葉を送り、動画を締めくくった。
YouTubeの動画内容
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