◆米大リーグ ロッキーズ―ロイヤルズ(31日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ロッキーズ・菅野智之投手(36)が31日(日本時間8月1日)、本拠地・ロイヤルズ戦に先発し、5回まで2安打無失点と好投。11勝目の権利を手にした。

 悪天候で試合開始が1時間遅れとなったが、右腕には関係なかった。初回はわずか8球で3者凡退。3番カグリオンは4球目の93・3マイル(約150・2キロ)直球で空振り三振に仕留めた。相手打者が高めの釣り球に手を出すなど球威もあった。

 味方が1点を先制した直後の2回。先頭の4番ペレスに遊撃強襲の安打を許したが、続くマッシーをカットボールで三ゴロ併殺打。6番コリンズの打球はダイビングキャッチを試みた中堅ドイルが後逸して三塁打となったが、7番レーブを冷静に遊ゴロに打ち取った。

 3回、4回と1人の走者も出さなかった菅野は、味方がリードを2点に広げた5回も3者凡退。10者連続アウトで5回まで55球と理想的な投球を続けている。

 前回7月24日(同25日)の敵地・ブルワーズ戦では6回途中6安打2失点と好投し、メジャー移籍から2年連続の2ケタ勝利を到達。1年目(オリオールズ)とは異なるチームでの達成は日本人初の快挙だった。6月以降は無傷の6連勝中と好調な菅野。7月には右手中指の爪が割れたことや背中の張りなどで負傷者リスト(IL)に入った期間もあったが、復帰後も変わらない安定感を見せている。

 この日までにチーム最多の10勝(4敗)をマークしている菅野に関しては現地でもトレードの可能性が取り沙汰されている。今季もナ・リーグ西地区で最下位に沈んでいるロッキーズ。チーム再建を目指して1年契約のベテラン右腕を先発補強を狙う球団に放出し、若手選手を獲得する可能性は十分に考えられる。トレード期限は米東部時間8月3日午後6時(同4日午前7時)。この日がロ軍では“最終登板”になるかもしれない。