寺地拳四朗「チャンスが来れば…」 3階級制覇で統一戦熱望!「ぜひ日本人第1号になりたい」
◇WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 同級3位・寺地拳四朗(BMB)<12回戦>同級4位 イスラエル・ゴンサレス(メキシコ)(2026年7月20日 東京・両国国技館)
プロボクシングWBO世界スーパーフライ級3位の寺地拳四朗(34=BMB)が同級4位イスラエル・ゴンサレス(29=メキシコ)を判定3ー0で破り、ライトフライ、フライ級に続く3階級制覇を達成した。日本男子の3階級制覇は史上8人目となった。
「最終章のスタートがやっと切れた」
3階級制覇を達成して寺地は安どの表情を見せた。
試合では強い拳四朗が帰ってきた。1Rから“原点回帰”の左ジャブを中心にうまく距離を制した。2Rには右のクロスカウンターで先制のダウンを奪った。3Rには右フックで相手をぐらつかせる。その後も臆すること無く右カウンターが顔面を捉える場面も増えた。
4R以降も相手が距離を詰めて手数が増えてきても上手く戦った。試合終盤になると、左ジャブを有効に相手と激しく打ち合う場面もあった。その中で最終Rには右ストレートで2度目のダウンを奪った。12Rを戦い抜いて、激闘の末に117―109、116―110、115―111と判定3−0で3階級制覇を達成した。
「1年ぶりの勝利でうれしいし、周りのサポートに本当に感謝しています。ベルトを取れて恩返しができたのかなと思っています」と開口一番。
昇級初戦で身体負けは感じなかったという。「1Rの入りは“スーパーフライのパンチは結構あるな”と思ったんですけど、2Rからは“まあまあこんなもんか”って感じるようにはなった。サウジからの半年ぐらい、その期間が逆に良かったのかなっていうのも思っています」と説明した。
そして戦前の戦略だった左ジャブについても「本当に生命するようになったっていうのが、やっぱり軽いジャブというより“ズドン”というジャブが大事だったけど、前はやっぱりその“ズドン”というジャブの意識はそこまでしてなかったかもしれない。今回は、結構やる前から強いジャブ、刺すみたいに言われて、それを結構すぐ意識できたというのは大きかったかなと思っています」と説明した。
昨年7月にフライ級で王座陥落。この1年は成長期間になったようだ。「地味な練習とかが、こういう結果につながるのかなという経験ができたのもすごく大きいし、人生的にもすごくいい経験ができたなと思っています」と回想。
寺地にとって初のWBOベルト奪取となった。「シンプルに重たかったっていうのもあるし、なんかでもそこまでまだ実感がないっちゃないような感じもありますね。あとはなんか見慣れへん。まだ馴染んでないですね、あの WBO のやつが…もうちょっと持って馴染ませたいと思います。なんか新鮮」と笑顔をこぼした。
リング上では「3階級で2団体統一した人はいないらしいので、僕が日本人初の3階級2団体統一王者になってみせる」と宣言。
会見でも「今は統一しかないかなっていうのは思ってるんで、そういうチャンスが来れば、ぜひやりたいなっていうのは思っています」と統一戦を熱望した。
さらに「今後は本当にその3階級2団体のチャンピオンがいないっていうのもあるんで、ぜひ日本人第1号になりたいなと思います」と意気込んだ。

