GPT-5.6 Solに匹敵する中国製AIモデル「Kimi K3」が登場、2.8兆パラメーターの超大型オープンモデル

中国企業のMoonshot AIがAIモデル「Kimi K3」を日本時間の2026年7月17日に発表しました。一部のベンチマークテストでGPT-5.6 SolやClaude Fable 5を超えるスコアを記録しています。
Kimi K3 Tech Blog: Open Frontier Intelligence
https://www.kimi.com/blog/kimi-k3
Introducing Kimi K3: Open Frontier Intelligence
🔹 2.8 Trillion Parameters, 1 Million Context, Native Multimodal
🔹 Kimi Delta Attention enables up to 6.3x faster decoding in million-token contexts
🔹 Attention Residuals deliver ~25% higher training efficiency at <2% additional… pic.twitter.com/eFHEbdxn3P— Kimi.ai (@Kimi_Moonshot) July 16, 2026
Kimi K3のパラメーター数は2.8兆で、コンテキストウィンドウは100万トークンです。Moonshot AIはKimi K3を「世界初のオープンの3Tクラスモデル」としてアピールしており、「長期的なコーディング」「知識労働」「推論」といった分野で効果を発揮するとされています。
「Kimi K3」「Claude Fable 5」「Claude Opus 4.8」「GPT-5.6 Sol」「GPT-5.5」「GLM-5.2」の各種ベンチマークテスト結果が以下。Kimi K3は複数のテストで最先端クローズドモデルのClaude Fable 5やGPT-5.6 Solを上回るスコアを記録しています。

コーディング性能を測定するテストでもClaude Fable 5およびGPT-5.6 Solに匹敵する性能を示しました。

Kimi K3はコスト効率の高さも特徴としています。以下のグラフは横軸がコスト、縦軸がウェブ検索性能テスト「BrowseComp」のスコアを示しており、Kimi K3が低コストで高いスコアを達成できることが分かります。

第三者機関のArtificial AnalysisもKimi K3の性能分析結果を発表しています。インテリジェンス性能を評価するArtificial Analysis Intelligence IndexではKimi K3がClaude Opus 4.8やGPT-5.6 Terraを超える性能と評価されました。

コーディング性能を評価するArtificial Analysis Coding IndexでもClaude Opus 4.8を上回っています。

エージェント性能を評価するArtificial Analysis Agentic IndexでもClaude Opus 4.8やGPT-5.6 Terraを上回りました。

Kimi K3の発表ページには「Kimi K3で作成したゲームのデモ映像」も含まれており、3Dモデルや物理演算を多用したゲームを開発できることがアピールされています。

Kimi K3はチャットAIの「Kimi.com」やコーディングエージェントの「Kimi Code」で利用可能。また、2026年7月27日にモデル全体がオープンモデルとして公開される予定です。
さらに、API経由でも利用可能で、100万トークン当たりの料金は入力3ドル(約487円)・キャッシュ済み入力0.3ドル(約48.7円)・出力15ドル(約2437円)です。
Flagship Model Kimi K3 Pricing - Kimi API Platform
https://platform.kimi.ai/docs/pricing/chat-k3
