PRIDEミドル&ウェルター級、2本のベルトを肩からさげて登場したダン・ヘンダーソン!

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現地時間5月26日(土)、アメリカはネバダ州ラスベガス、MGMグランドガーデンアリーナで開催された『UFC71 Liddell vs Jackson』。

前へ出てきたジャクソンに対し、左ジャブを出すリデル。チャックコールのなか、左へ左へ回る王者。両手を広げ、「来い」とアピールするジャクソン。ジャクソンの右フックが、前に出てきたリデルの顔面を捉えた。

 深追いはしない挑戦者、チャンピオンのカウンターの強さを知っているからだろう。互いに一呼吸おいた後、王者が左ボディを放った。その刹那、ジャクソンの右フックが火を噴き、リデルが腰から崩れ落ちる。まっすぐに体を伸ばし、ディフェンスを取る力も残っていないリデルに、ジャクソンはパウンドを3発。気を失って硬直する王者と、殴り続ける挑戦者の間にレフェリーのビッグ・ジョン・マッカーシー。劇的な王者交代劇となった。

「ブーイングしろ!」という一言で、館内は爆発し、そのまま興奮が続く館内に、もう一つの衝撃が――。

次期挑戦者として、リングアナのジョー・ローガンの呼びかけで、ダン・ヘンダーソンがオクタゴンに呼び込まれた。PRIDEミドル級とウェルター級のベルトを手に、オクタゴンに入ったヘンダーソンは、「ジャクソンは俺の友人。だが、これがこのスポーツ、戦わないといけないと戦うしかない。友人と戦って、ビッグマネーを稼ぐよ」とコメント。

「俺も奴に同意するよ」と新王者。

なお、試合後の会見では、ダナ・ホワイト社長の口から「PRIDE買収の件が、2日前にまとまった。でも、このことについては、私に聞かないでくれ。これから、色々なことが始まるんだ」という説明がなされた。

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