3試合連続ゴールを決めた平山<br>【photo/Kiminori Sawada】

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 サッカー北京五輪2次予選第3戦が28日、国立競技場で行われU-22日本代表はU-22シリア代表と対戦。前半に家長昭博、平山相太の得点でリードした日本は、後半にも平山がこの試合、2点目となる得点をあげ3−0で快勝した。

 第2戦アウェイのマレーシア戦からGK西川周作、本田拓也、李忠成の3選手を入れ替えた反町ジャパン。さらに先日のペルー戦で、A代表デビューを飾った家長をトップ下に置き、これまでの3−4−3から3−4−1−2に変更した。結果的に反町監督が行ったこの「微調整」が功を奏し攻撃がスムーズになった。自由を与えられた家長がトップ下で躍動。前半14分、水野からのサイドチェンジを受けた家長が、ドリブルで中央を突破しミドルレンジから右足でシュート。これがゴールに突き刺さり、日本が先制点をあげる。

 長旅の影響からか、足の重く運動量が少ないシリアに対し、日本はさらに攻め立てる。そして24分、水野の絶妙なFKを平山が頭で合わせ追加点をあげた。試合の流れを完全に掴んだ日本はさらに前半33分、平山のミドルシュートがゴールバーを叩くなど、なおもシリアゴールを襲い掛かった。しかし前半はそのまま2点リードで終了した。

 後半立ち上がり、攻撃に人数を割いてきたシリアに押し込まれる。それでも徐々にボールを支配していくと、平山がまたもポストに当てる惜しいシュートを放つ。早く試合を決定付けたい反町監督は、攻撃陣の活性化を狙い李忠成をカレン・ロバートに交代。すると26分、そのカレンが絡み平山がGKと1対1に。これをきっちりと決めて3点差とした。

 その後も家長に交代した枝村匠馬が右サイドから決定的チャンスをつくるなど、試合終了まで攻撃の手を休めることのなかった。日本はこれで3連勝し勝ち点「9」。グループB単独首位に立ち、最終予選への切符をほぼ確実のものとした。

 反町監督は試合後「(川淵キャプテンから苦言を呈されていた)ピチピチしたサッカーは随所にみられた」と選手達を誉める一方で、「もっと良いサッカーはできるので次の試合に向けて準備していきたい」と、アウェイのシリア戦に向けすでに気持ちは切り替わっていた。

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U-22日本代表 vs U-22シリア代表

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