5回を終え、厳しい表情でベンチに戻る伊藤=マイアミ

写真拡大

 「WBC・準々決勝、侍ジャパン5−8ベネズエラ代表」(14日、マイアミ)

 六回から4番手で登板した伊藤大海投手が逆転の3ランを被弾した。

 トーバーに2球目を投じようとした伊藤。だがピッチクロック違反をとられ、カウント1−1となった。ここから2球連続ボールでカウント3−1となり、ストライクを取りにいったカットボールを右前にはじき返されてしまった。

 続くトーレスにはカウント1−1からヒットエンドランを仕掛けられ、無死一、三塁とピンチを広げた。ここでアブレイユに高めの146キロを狙われ、右翼へ逆転の3ランを被弾した。マウンドで思わず天をあおいだ伊藤。ベネズエラファンが大盛り上がりとなり、スタンドは異様な空気に包まれた。

 先発の山本は先頭打者弾を浴びるなど4長打を許したが、イニングを最少失点に抑えて4回2失点と先発の役割を果たした。だが2番手の隅田が1点差に迫られる2ランを被弾し、伊藤も強力打線のパワーにのみこまれてしまった。

 その後、打線が反撃できず痛恨の逆転負け。大会史上初めて8強での敗退となり、伊藤はゲームセットの瞬間、ベンチで呆然と相手の歓喜を見つめていた。