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 ボートレース児島の「スポーツニッポン杯」は28日、優勝戦が行われ、桑原悠(37=長崎)がインから押し切ってV。今年4度目の優勝を飾った。

 桑原はコンマ05のトップスタートで先陣を切り、力強く先マイ。難なく独走態勢に持ち込み、Vを飾った。

 「スタートは集中してしっかり行けたし、3番(岡村)も放ってましたからね」。隣の山口が、ややヘコんで壁にはならなかったが、隣の隣を冷静に見極める余裕があったのは機力の裏付けにほかならない。

 これで年間4Vを達成だ。「最近、調子は良かったけど(浜名湖で)フライングをしてから波に乗れてないですね。やっぱり4回が壁になっているんですよね」

 来年3月のクラシック出場権獲得の目安になる5Vまで、あと1つ。今後は住之江、尼崎のG1を走ってからF休みに入るため、5Vへの道は、やや厳しいか。

 「まだ足りない部分も多いし、まずは記念で結果を出してから」。昨夏の福岡SGメモリアルで準Vの実績もある実力者。もうひと踏ん張りに期待したい。

 ◇桑原 悠(くわはら・ゆう)1987年(昭62)5月27日生まれ、長崎県出身の37歳。長崎支部102期生として08年5月の大村でデビュー。09年2月の若松で初1着。11年10月の蒲郡で初優勝。19年2月の芦屋九州地区選手権でG1初優勝。通算31V(G1は2V)。主な同期は河合佑樹、遠藤エミ、上野真之介、前田将太ら。1メートル66。血液型A。