JRT四国放送

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衆議院選挙の開票から一夜明けた10月28日、3人の当選者が今後の抱負を語りました。

また、及ばなかった2陣営の敗戦の弁です。

(徳島1区で当選した仁木博文さん(自民))
「当選して、本当にまた頑張っていかないといけないという新たな緊張感があったが、それ以上にこの与党、私が所属している自民党、政治と金の問題で厳しい審判結果をもらったなと思っている」

徳島1区で当選した仁木博文さんは、自民党の国会議員として「政治と金の問題」について、国民が納得のいくような改革を内部から進めていきたいと述べました。

また今後の政権のあり方については。

(徳島1区で当選した仁木博文さん)
「(Q.政権の枠組みは?)中長期を見据えて、わが国の有り様を見据えてやはり連立をしていかなければならないと思う。国民民主党だったり、日本維新の会だったり、そういった政党との連立もせざるを得ない状況になると思う」

一方、徳島2区で当選を果たした山口俊一さんは、わずか3600票差となった激戦を次のように振り返りました。

(徳島2区で当選した山口俊一さん)
「嬉しいです。大変、厳しかっただけに正直ほっとしている。同時に信頼してくれたのは、大変ありがたいなという思いでいっぱいです」

12期目となる次の任期については、与党過半数割れを背景に次のように抱負を述べました。

(徳島2区で当選した山口俊一さん)
「毎回、選挙の洗礼を受けてひとつひとつ積み重ねてきたわけです。その都度、皆さん方のおかげで色んな経験を積んできて、そういうものを踏まえながら特に今回、大変な事態に立ち至ったので。まあ相当、私が出張るところがあるな、経験を活かすことができるのかなと思っている」

徳島1区で敗れたものの、比例四国ブロックで復活当選した高橋永さんは、市民目線の政治を実現したいと述べました。

(比例四国で当選した高橋永さん)
「これまでの自民党の政治の、生活者に対する期待を裏切る行為の繰り返しがすごく許せないと感じるようになった。私たち普通の生活者の暮らしを立て直していくことがまず絶対に重要で、それを自分としてはやっていきたい」

(徳島2区で敗れた飯泉嘉門さん)
「ありがとうございました」

一方で、今回の選挙を最後の闘いとし、徳島2区で敗れた飯泉嘉門さんです。

(徳島2区で敗れた飯泉嘉門さん)
「今回は退路を断って、最後の闘いなんだとあえて無所属で、敗れれば即政界引退ということを申し上げて戦ってまいりましたので、当然のことながらこの戦いをもって、飯泉嘉門としての政治家としての戦い、これはもう最後ということになりますので、きょうを持って政界を引退をさせていただくという形になります。これまで支えていただいた皆さん、ありがとうございました、心から感謝を申し上げたい」

また徳島1区で敗れた吉田知代さんは、28日朝に会見を開き、今回の敗戦について次のように述べました。

(徳島1区で敗れた吉田知代さん)
「この選挙戦も、そしてその前から支えていただいて、私としては良い戦いができたなと思っています。そのうえで力を貸してくださった皆様にお返しができなかったことは、申し訳ないなと思っています」