回収された無人機=朝鮮通信

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 【ソウル=小池和樹】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の国防省報道官は27日、首都・平壌で発見されたと主張する無人機に関する最終調査結果を発表した。

 「挑発行為の主体は明白に韓国軍」と断定し、再発した場合の報復を警告した。

 北朝鮮は無人機が今月3、9、10日に飛来したと主張しており、墜落した無人機を分解して飛行データを分析したとしている。発表によると、8日深夜に黄海上の韓国側の離島・白翎島(ペクリョンド)を離陸した無人機は9日未明に平壌の外務省や国防省上空からビラをまいたとした。その上で「再発する場合、挑発の原点は我々の過酷な行動によって永遠に消え去るだろう」と威嚇した。 一方、韓国軍は28日の記者会見で、北朝鮮の主張について「確認する価値も、答える価値もない」とした。