坂本花織

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 「フィギュアスケート・スケートカナダ」(26日、ハリファクス)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位で、世界選手権3連覇中の坂本花織(シスメックス)がフリー126・24点、合計201・21点で優勝し、グランプリ(GP)ファイナルも含めてGP通算7勝目となった。SP10位の松生理乃(中京大)がフリー139・85点、合計192・16点で逆転表彰台の2位、SP4位の吉田陽菜(はな、木下アカデミー)はフリー126・05点、合計191・37点で3位。日本勢3人が表彰台を独占する快挙となった。

 坂本は最終滑走で登場。冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を降り、3回転ルッツも着氷。連続ジャンプで転倒があったが、直後の3回転フリップ−3回転トーループは降りた。ただ、終盤の3回転フリップで再び転倒。演技後はがっくりとうなだれたが、SPでの大幅リードもあり、逃げ切った。

 ◆表彰台独占 過去のGPシリーズでは2006年NHK杯の男子で高橋大輔1位、織田信成2位、小塚崇彦3位だった。同大会の女子で浅田真央1位、村主章枝2位、中野友加里3位と男女ともに表彰台を独占した。2008年NHK杯の女子でも浅田真央1位、鈴木明子2位、中野友加里3位だった。