「重要なのは勝利」今季のEL初勝利のソシエダ、指揮官は試合を決めきれなかったことに苦言「前半で終わらせるべきだった」

写真拡大

レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が、マッカビ・テルアビブ戦を振り返った。スペイン『Noticias de Gipuzkoa』が伝えた。

24日、ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第3節でソシエダは中立地のセルビア・ベオグラードでイスラエルのマッカビ・テルアビブと対戦した。

日本代表MF久保建英も先発した試合は、19分に右CKからジョン・パチェコがヘディングで合わせて先制する。

押し込みながらも追加点が奪えなかった中、59分には再びCKの流れからウマル・サディクがネットを揺らすがオフサイドで取り消し。それでも64分に右サイドを仕掛けたシェラルド・ベッカーのグラウンダーのクロスをセルヒオ・ゴメスが合わせてリードを2点とする。

82分にはドル・トゥルゲマンがクロスから1点を返すもそのまま終了。1-2でソシエダが勝利を収めた。

試合を優位に進めながらもなかなかゴールが生まれなかったソシエダ。イマノル監督は、前半で試合を決められなかったことを悔やみながらも、しっかりと勝利できたことを喜んだ。

「前半は我々の方が上だった。最小限のアドバンテージを持ってドレッシングルームに入ることができた。ただ、2点目を奪いにいかなければいけないことはわかっていた」

「後半の入りは悪かった。重要なのは勝利であり、それを達成できたが、前半で試合を終わらせ、後半を別の形で経験するべきだったと思う」

「彼らはゴールを決めており、そうはいかなかった。その差は僅かであり、1点差では常に不確実性が伴う。また、ピッチも完全に良い状態だったわけではなく、少しでもペースを落とせば引き分けに繋がる可能性もあった。ただ、我々は勝利し、それが目標だったために満足している」

ただ、やはり試合を決めきれなかったことについて言及。相手を生き返らせる要素を作るべきではないとした。

「自分たちがライバルよりも優れている時、相手を生かしておくと全員でプレーし、全員がアグレッシブになり、全員が創造しようとする。チームが最小得点差で負けている時は、マッカビがやったようにリスクを負うことが普通だ」

今シーズンは苦しい試合が続いていたソシエダだが、これで公式戦3試合無敗、連勝中ということになる。中2日でオサスナ戦が控えているが、しっかりとチームとして戦いたいとした。

「幸いなことにチームは勝利を重ねており、これは重要だった」

「この試合ではいくつかの変化があった。みんな調子が良い。アレックス・レミロとイゴール・スベルディアが週末までに回復することを願っている。あと2日あり、全員がそこにいることが重要だ」