小学生が愛車のドアにボールをぶつけてしまったと申し出たが…(あおいさん提供)

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「クソ感心した出来事あったし載せとく
学校行きしなにコンビニ寄って出てきたら小学生4人組がすっごい申し訳なさそうな顔して待ってて、聞いたら車にボールぶつけちゃったと」

【写真】投稿した人が大切にする24年落ちの愛車

「でも傷全然無かったし、車両保険も加入できへんぐらい古い車やから、いいし遊びに行き〜って言うてたら 自分のスマホで親呼んだらしくて10分ぐらいで親も来てしっかり謝罪と警察呼ぶかまで聞いてくれた

親がまともやと子もそれに倣うんやろなぁとひたすら感心。あと今の子は小4でマイスマホ持ってんねな 小4の時の自分がこの立場なら、間違いなく何も言わずに逃げると思う偉いなぁ」

「24年落ちの古〜い車やけど、それなりに大切にしてるからボール当てられるのはそりゃ嫌よ? でも、彼らからしたら見知らぬ人の車やし、声かけるのも相当勇気いったと思う。

勇気出して正直に言ってくれたことと対応の誠実さ(親御さん含め)で怒りなんか吹っ飛んだし、むしろこちらが勉強させられた」

愛車にボールをぶつけてしまったと小学生4人組から謝罪を受けたことを、あおいさん(@AOI_gC92)がX(旧Twitter)で報告。愛車は無傷だったものの、小学生の親御さんが駆け付け謝罪と警察を呼ぶかどうか確認するなど誠実で丁寧な対応に感心したというエピソードに、たくさんのコメントが寄せられ話題を集めました。

「子どもたちの正直さと責任感には感心。親の教育の大切さが表れている」

「娘もこういう子に育ってほしいし、ちゃんと教育しよってなりました」
「許す方も許される方も素晴らしいです」
「小さいのに感心しますね!大人でも逃げる人がいるかもしれないです。あおいさんのような方がオーナーさんで良かったです ほっこりしました!」
「子どもたちの正直さと責任感には感心しますね 親の教育の大切さが表れていると思います。今の時代、スマホを持っているのも驚きですが、それを適切に使えているのも素晴らしいですね」
「やらかしちゃった事も、誠実に生きてれば後になって良い思い出になるけど、誤魔化し続ける人は大人になっても誤魔化し逃げてビクビクしながら生きる事になる。勇気を持って謝れた事は、彼らにとって必ず財産になるはず」

多くの人の心をほっこりさせた小学生たちと親御さんの正直で誠実な対応。当時のことを、あおいさんに聞きました。

車は無傷…なのに、親「警察は呼びますか?」「指導の不行届き」と謝罪

──今回のことは、学校に行く途中だったとのことで、学生さんですか?

「はい。大学2回生です」

──愛車にボールをぶつけたと謝罪をしたのは小学生4人組だとか。

「親御さんが来られるまでその子たちと話をしてたのですが、そこで小4だと言っていましたね」

──投稿しようと思ったのは。

「ポスト内でも明言していますが、起こしてしまったことに対する対処というか対応が親御さんを含め初動から完璧すぎて。逆に自分が勉強させられたぐらいだったので、それらに対する驚きが投稿の原動力になったように思います」

──ボールをぶつけられたとのことでしたが、車のどこの部分だったのでしょうか?

「車の左側、と彼らは言っていたので確認したのですが、左の後部ドアに少し砂が付いてたぐらいでそれ以外に気になるところは全くありませんでした」

──小学生たちとその親御さんから謝罪を受けた時のことをお聞かせください。

「4人の中で1人がスマホで親御さんに電話をしたので、来られたのもその子のお母様だったんだと思います。こちらは傷がなかったことも確認していたので最初から警察を呼ぶつもりは毛頭なかったのですが、あちらの方から警察は呼びますか?とか、場所がコンビニの駐車場だったこともあり指導の不行届きであったとか、いろいろと気を遣っていただきながら陳謝していただきました。

一報を受けパートのお仕事を抜けてきたとおっしゃっていたので、なおさらあまり時間も気も遣わせてはいけないと思い、そこであらめてこちらは大丈夫なので、お引き取りくださいとお伝えして解散しました」

──小学生や親御さんたちの対応に、あらためてどう思った?

「とてもうれしい気持ちになりましたね。ボールをぶつけられている側なのですがね(笑)。傷もなかったし、逃げてもバレない状況だったのに、4人全員待ってくれていました。自分がその年齢の時にそれができるか... 逆に自分の日頃の行いを見つめ直す機会にすらなったように思います。

また個人的に、24年落ちの古い車ではありますが、希少性が高くパーツの出回りも少ない車種でかつ自分の最初の車ということもあり、そういったところで大切にしてる気持ちが彼らに伝わったのかな、とも勝手に思ったり。その誠実さと謙虚さを忘れずに大きくなって欲しいな、と思いました」

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)