北川景子、稀代の女性興行師に 山崎豊子さん原作「花のれん」ドラマ化

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女優の北川景子(38)が、来年放送の山崎豊子生誕100年記念テレビ朝日ドラマプレミアム「花のれん」に主演する。

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昭和の名作家・故山崎豊子さんの生誕100年を記念し、直木賞を受賞した山崎文学の金字塔をドラマ化。

吉本興業の創業者・吉本せいさんをモデルに、明治〜昭和という激動の時代、“女性プロデューサー”の先駆けとして道を切り拓いた稀代(きだい)の女性興行師・河島多加(かわしま・たか)の生涯を描く。

北川はもともと山崎文学の大ファンで、中学時代に読みふけったという。「まさか自分が山崎先生の作品に出演できるなんて…と驚きましたし、うれしかったです」と喜びのコメント。同作では21歳から晩年まで40年間の半生を演じるため撮影も怒涛(どとう)のような日々で、「朝、子ども時代の(息子の)久男と遊ぶシーンを撮影したと思ったら、夜には成長した久男に召集令状が舞い込むつらい場面を撮るなど、朝夕で一気に年齢を重ねるような状況があるので、毎日が“激動”です。1シーンごと体当たりで挑むのが精いっぱいの日々ですが、それだけ多加の人生が濃密だったんだなと…」と話した。

「女手ひとつで寄席を大きくしていった商売人としての顔と、妻としての顔、また母親としての顔、女性としての生きざま、いい塩梅(あんばい)で描かれたヒューマンドラマです。涙あり笑いありのあっという間の2時間になると思います」と見どころをアピールしている。