国内FA権を持つソフトバンク・甲斐拓也

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 阿部巨人が捕手強化のため国内FA権を取得した甲斐拓也捕手(31=ソフトバンク)の獲得調査に乗り出すことが分かった。

 21日にCSファイナルステージで敗退し日本シリーズ出場を逃した巨人。捕手出身の阿部監督は「扇の要」をレベルアップさせる必要性を痛感しているという。甲斐は今年4月に国内FA権を取得。昨オフに球団からの複数年契約の打診を断り、推定年俸2億1000万円で単年契約を結んだ。今季の巨人は岸田、大城卓、小林の3捕手で回したが、2021年の東京五輪、23年のWBCなど侍ジャパンで正捕手を務めた甲斐の動向を注視していく。

 巨人の国内FA権取得者では左腕・高梨雄平投手(32)が自身が持つFA権の行使について「僕も普通に残りたいので。(巨人に)大変愛着があるので早く話したいです」と残留への思いとともに、近日中に球団との話し合いに臨むことを明かした。

 また大城卓三捕手(31)は行使について熟考する構え。菅野智之投手(35)は海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す。