WS進出に歓喜の大谷翔平「楽に来れたわけでもない」ヤ軍と43年ぶり対戦「楽しみにしたい」ジャッジと“MLB最強打者”対決も

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大谷はWS進出を決めて歓喜のシャンパンファイト(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間10月20日(日本時間21日)、本拠地でメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦に「1番・DH」で先発出場。6回の適時打を含む4打数2安打1打点と活躍。チームは10‐5で勝利して、4年ぶり25回目のワールドシリーズ進出を決めた。

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 今年3度目のシャンパンファイトでは、ナ・リーグ優勝の喜びを味わい、大興奮の表情を見せた大谷。ドジャース専門メディア『Dodger Blue』では、そんな大谷の試合後の会見を動画で公開している。

 大谷はワールドシリーズでプレーできることについて「やっと来たなと言うか。ここまで苦しい試合も多かったですし、全員でつかみとった素晴らしいゲームが多かったなと思います」と、レギュラーシーズン、ポストシーズンを戦い抜いてきた充実感をにじませていた。

「単純にここまでプレーできるというか、10月のこの時期までプレーできるのは一握りのチーム、選手たちだと思うので。その時点で恵まれてるなというか、本当に感謝というか。プレーできていること自体が、結果は必ずついて来ると思いますけど、(結果が)良かった悪かったは出てくると思うんですけど。やれてるということ自体が素晴らしいことだなと思っています」

 初のプレーオフでは喜びや怒りを爆発させるシーンも多かった大谷。感情をむき出しにしてここまで戦ってきた。
 
「ここを目指して、もちろんやっていましたし、そうなるように望んでやっていましたけど。楽に来れたわけでもない。全員が一生懸命、自分でやることをやって、ここまで来れたので、最後のシリーズ、自分たちの野球を貫き通せば、最高の1年になるんじゃないかなと思っています」

 ワールドシリーズでは1981年以来、43年ぶりにヤンキースとの東西名門対決が実現する。ファン・ソトやアーロン・ジャッジ、ジアンカルロ・スタントンら強力打線を擁するチームとの対戦へ向けて大谷はこう述べた。

「(ヤンキースは)素晴らしいチームですし、強いチームなので。自分たちの野球をしっかりと。今日は今日で喜んでいいと思うので。また切り替えて。アウェーはアウェーで盛り上がると思いますし、楽しみにしたいなと思っています」

 世界一をかけた戦いでは一体どんなプレーを見せてくれるのか。両リーグ最多58本塁打を放ったジャッジとメジャー史上初の「50‐50」を達成した大谷の現役メジャーリーガー“最強の打者”対決も見どころとなるワールドシリーズは、日本時間26日に開幕する。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]