DeNA戦で好守を見せた巨人・門脇誠【写真:小林靖】

写真拡大

巨人・門脇が7回1死三塁で難しいゴロをキャッチ…1回転で本塁送球

■巨人 1ー0 DeNA(20日・東京ドーム)

 巨人は20日、東京ドームで行われたDeNAとのクライマックスシリーズ第5戦に1-0で勝利。2連勝で、アドバンテージの1勝を含め3勝3敗のタイとした。投手戦を制した要因の1つが堅い守備。1点リードの7回には門脇誠内野手の超美技で失点危機を回避し、ファンは「最高すぎる」「ホームラン1本分の価値」「惚れてまうやろ」と声をあげている。

 1点リードの7回1死三塁。森敬が放った打球に遊撃の門脇が立ちはだかった。前進守備ながらハーフバウンドのゴロに超反応だ。好捕すると一回転し、本塁送球。三走・桑原の生還を阻止した。5回に中山礼都内野手の“プロ初本塁打”で得た1点を死守した。

 創価高を経て、創価大から2022年ドラフト4位で巨人に入団。1年目の昨季は126試合出場で打率.263をマークした。2年目の今季は129試合で打率.243を記録。、セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAのデータによると、守備全般での貢献を示す指標「UZR」は遊撃手でリーグ2位の4.3だった。

 負けられない試合で超絶美技を見せた23歳にファンも歓喜。SNSには「身のこなしが綺麗すぎ」「捕球がドンピシャ過ぎてやばい」「CSのMVPは門脇なのよ」「メシが何杯でも食える」「神門脇」「かっこよすぎ」「ほんま痺れた」「何もかもが完璧で美しい」とコメントが寄せられた。

 21日の第6戦は日本シリーズ進出がかかった大一番。23歳はどんなプレーを見せてくれるだろうか。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。