「900億円」契約で残留か? 去就注目のソト先制2ランも…2試合連続で終盤に追いつかれる→9回勝ち越し→WS王手 ヤ軍“死闘”制す

写真拡大 (全2枚)

900億円契約で残留の可能性もあるファン・ソト(C)Getty Images

 ア・リーグ優勝決定シリーズの第4戦は現地時間10月18日(日本時間19日)、敵地でヤンキースがガーディアンズを8‐6で下し、対戦成績を3勝1敗とし、ワールドシリーズ進出へ王手をかけた。

【動画】強烈な先制2ラン!ファン・ソトがポストシーズン2号本塁打を放つ

 ヤンキースが得意の一発攻勢で序盤から優位に進めた。初回にファン・ソトの2ラン、2回にオースティン・ウェルズのソロ、6回にはジアンカルロ・スタントンの3ランで6得点を挙げた。

 しかし、7回に3点を入れられ、1点差まで詰め寄られると、8回二死三塁からデービッド・フライの投ゴロを捕球したマーク・ライターJr.が送球ミスをして6‐6の同点に。2試合連続で終盤に追いつかれてしまう。しかし、9回に相手遊撃手の失策で1点を勝ち越して7‐6とすると、さらに1点を追加して8‐6。ヤンキースがそのまま逃げ切って勝利を収めた。

 ヤンキースは初回、無死一塁の場面でフアン・ソトがポストシーズン2号となる先制2ランを中堅へ放り込み、2点を先制した。打球速度113マイル(約182キロ)の強烈な打球だった。

 25歳のソトは今季からヤンキースに加入。米メディア『Bleacher Report』の野球アカウントである『B/R Walk-Off』のXが、米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者のコメントを掲載。「フアン・ソトに6億ドル?そう思う」と述べたと投稿していて、ヤンキースがソトに6億ドル(約901億円)クラスの巨額な契約を用意していると予想した。

 ソトは今季、打率.288、自己最多の41本塁打、109打点、OPSは.989の好成績をマーク。2019年にはナショナルズで打率.282、34本塁打、110打点の成績を収め、チームを球団史上初の世界一に導いた。

 2022年途中にパドレスへ移籍したあと、今季からヤンキースと3100万ドル(約46億5000万円)で契約合意に達した。果たしてソトはこの巨額な契約で残留となるのか。10月の活躍と同時に目が離せなくなってきた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]