人身事故の発生で対応に追われる駅員たち 01


【漫画】本編を読む

駅員経験のあるザバック(@theback_blog)さんは、X(旧Twitter)やブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。駅員のあるあるをテーマに描き、駅員の日常が垣間見えるような作品がそろう。今回は、ブログに投稿された「100日後にやめる駅員さん」の中から人身事故が発生したエピソード漫画を紹介するとともに、作者に人身事故が起きたときのクレームなどについても伺った。

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人身事故が発生したので、急いで改札でお客さんの案内をするペン助。「大変申し訳ございません。現在人身事故で電車が動いてなくて…」とアナウンスをすると、あるお客から「お前らが命がけで飛び降りて助けるべきだろ!」と言われた。

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しかし、ほかのお客からは「仕方ない。駅員さん大変だけど頑張ってね」と温かい言葉をかけてもらえることも。

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それを聞いたペン助は感動し、「世の中こういう人たちばかりだとありがたい」と思うのであった。

――人身事故の対応の受け取り方はさまざまですね。人身事故が起きた際、クレームを受けることはありましたか?

もちろんクレームの嵐です。でも、人身事故は駅員や会社が原因じゃないことをわかってくれる人が多いです。偏見かもしれませんが、若い人ほど理解してくれることが多いですね。駅員に文句を言ってもどうしようもないことをわかってくれていると思います。

――リアルな人身事故が起きた際、ザバックさん自身どんなことに気を付けていましたか?

お客さまからの「いつ動きますか?」という質問ですね。復旧予定時刻より遅めの時刻を伝えています。そうしないと、もし復旧が遅れたときに「さっきはこの時間で動くってお前言ったよな!?」とクレームに繋がるからです。たぶんこれは日本中の駅員さんがやってると思います。

リアルな人身事故が発生すると、駅員も対応に追われて大変だろう。ブログやSNSでは、そのほかの駅員漫画がいくつも投稿されている。駅員や鉄道に興味があれば、この機会にぜひ読んでほしい!

取材協力:ザバック(@theback_blog)