カロリーが高いのはどっち? 「モンブラン or 栗まんじゅう」【ダイエットクイズ】

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秋になると、さまざまな旬の食材が登場しますが、「栗」も秋の味覚のひとつ。焼き栗や栗ご飯、モンブランや栗ようかんなど、挙げだしたらキリがないほど楽しみ方が幅広い食材ですよね。今回出題するカロリークイズでは、そんな栗を使ったスイーツの中から「モンブラン」と「栗まんじゅう」を比較しました。この2品のカロリーはどのくらいなのでしょうか? 食材やカロリーに関する解説を管理栄養士の資格を持つライター川越光笑さんにしていただきました。

「モンブラン」と「栗まんじゅう」カロリーが高いのは?

モンブラン

お店によって大きさや形はさまざまですが、一般的なモンブランは栗などをペーストしたクリームを細い糸状に絞り出し、山のように飾り付けているのが特徴。上にマロングラッセや甘露煮の栗が一片のせられることもあり、栗の美味しさを存分に楽しめるケーキです。

栗まんじゅう

その名の通り、栗をメイン材料としたおまんじゅう。柔らかく煮た栗が中に入っていたり、栗を使用したあんこが入っていたり、お店によって異なりますですが、栗の甘さと風味が感じられる人気の和菓子です。今回は栗が1粒と小豆こしあん入りの栗まんじゅうで栄養価を計算。

旬の栗を使ったスイーツはどちらも魅力的ですよね。洋菓子と和菓子ですが、太りやすいのはどちらでしょうか? 正解は……? それぞれのカロリーと特徴を解説します。

カロリーが高いのは、「モンブラン」

洋菓子は脂質も多くなりがち!

洋菓子店などで売られているモンブランの大きさは実にバラエティ豊か。今回は、一般的な1個・90gのサイズを想定して算出しました。1個・90gの「モンブラン」は286kcal。同じく1個・90gに合わせて計算した「栗まんじゅう(こしあん入り)」は、約266kcalという結果でした。

栗スイーツといっても、クリーム系の洋菓子とあんこ系の和菓子では、洋菓子の方がカロリーアップに。どの辺りにエネルギーを高める要因があるのでしょうか? 要チェックです。

モンブランで欠かせないのは、モンブランクリームです。名前は、フランスとイタリアの国境に位置する、ヨーロッパアルプスの最高峰・モンブラン山から由来。そのため、たっぷりと山型に絞られたクリームが印象的ですよね。

モンブランクリームには、マロンペーストに加え、生クリームとバター(ラム酒)などが入っているためエネルギーもですが、脂質の方も高め。90gのモンブランは、脂質14g、炭水化物36.7g、たんぱく質3.3gあります。

一方、90gの栗まんじゅうのエネルギー以外の栄養素は、脂質1.26g、炭水化物61g、たんぱく質5.9gでした。モンブランと比べて炭水化物が多くなるのは豆類である小豆(あんこ)の炭水化物量によるものです。いずれにせよ、ごはん(精白米)150gのカロリーは、252kcalほど。ご飯茶碗1膳分よりも高めだということは覚えておきましょう。

※具材や量、調理法によってもカロリーは異なりますので目安として参考にしてください。

[参考資料]文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)、「エネルギーを下げる料理テク大公開! カロリーダウンのコツ 早わかり」(女子栄養大学出版部・刊)、「食品のエネルギーランキング決定版! ダイエットの食品早わかり」(女子栄養大学出版部・刊)

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