日本維新の会の足立康史衆院議員=2022年8月27日

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 日本維新の会の足立康史衆院議員(58、大阪9区)は6日、自身のX(旧ツイッター)で、次期衆院選での立候補をとりやめ、政界を引退すると明らかにした。

 足立氏は党員資格停止中で、維新が同選挙区に足立氏とは別の公認候補を擁立する方針を示していた。

 足立氏は6日、自身のXを更新。維新が9区への候補擁立を決めたとして「来たる衆院選から撤退し、9日の衆院解散をもって政治から引退することを決めました」などと記した。足立氏は朝日新聞の取材に「Xに書いている通り。引退だ」と話した。

 足立氏は4月の衆院東京15区補選で、党による機関紙配布をSNS上で「公職選挙法に抵触する恐れがある」などとSNS上で指摘したことから、6月に党員資格停止6カ月の処分を受けていた。維新が9区に公認候補を擁立する方針を受け、当初は次期衆院選に無所属で立候補をめざすとしていた。(野平悠一)