【MLB】ドジャース − ロッキーズ(9月28日・日本時間29日/コロラド)

【映像】一旦セーフ判定も…爆速帰塁で「アウト」の決定的瞬間

 ドジャースの大谷翔平投手がロッキーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場すると、第1打席で早速ヒットを放って出塁したが……続くベッツの打席で思わぬ走塁ミスを犯してアウトになってしまった。これにはファンも驚きを隠せない様子となった。

 問題のシーンは1回表、ドジャースの攻撃でのことだ。先頭打者の大谷はロッキーズ先発アントニオ・センザテーラ投手の3球目、85.1マイル(136.9キロ)のスライダーをハードヒットした。打球はライトフェンス直撃となる一打となったが、打球速度111.3マイル(179.1キロ)というあまりの速さがあだとなったのか、シングルヒット止まり。しかし、盗塁にも期待されるシーンとなった。

 無死一塁で打席に入ったのは2番のムーキー・ベッツ内野手。早打ちが特徴のベッツは逆にセンザテラの投球をじっくりと見る作戦に出て、フルカウントから高めのストレートに手を出した。これは内野へのポップフライに終わった中で、フルカウントだったこともあり、大谷は一塁からスタートを切った状態だった。

 このままではダブルプレーになるため、大谷は慌てて二塁から一塁へ帰塁。ファーストのトグリア内野手が捕球してすぐに一塁に送球したが、判定はセーフ。事なきを得たかと思われた。しかし、カバーに入ったセンザテラはすぐに二塁へ送球。その結果、大谷もアウトの判定を受けたのだ。一体、何が起きたのか。

 実は、大谷は二塁から一塁へ帰塁する際、二塁ベースを踏まずに戻ってしまっていたのだ。そのためアウトという判定となり、ドジャースはダブルプレーを取られることになった。いわゆる、判断を失敗した"ボーンヘッド"と揶揄されるシーンだが、解説・長谷川滋利氏は「珍しいシーンですが…」と前置きした上でこのプレーを解説した。

 大谷にしては珍しいプレーとなったためか、視聴者からも「やっちまった」「凡ミス」などの反響や、一方で「まぁしゃあないな」など、大谷に同情するような様々な声が寄せられた。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)