日テレNEWS NNN

写真拡大

中国の北京市は、来月1日から市内の小中学校や幼稚園に警備員およそ2万5000人を配置すると発表しました。広東省の深センで日本人の男子児童が殺害された事件を受けての措置とみられます。

北京市当局は26日、市内の中国人の児童らが通う小中学校や幼稚園を対象に、来月1日から警備員あわせておよそ2万5000人を配置すると発表しました。学校などの周辺を毎日5回以上パトロールするほか、24時間体制で警備にあたるということです。この措置について、「子どもたちの安全を守るため」としています。

北京市当局は具体的な関連には言及していませんが、19日に深センで死亡した日本人の男子児童は学校のすぐ近くで男に襲われていて、事件を受けての措置とみられます。一方で、この事件をめぐっては、男が学校を狙ったのかなど動機について日本側が再三、解明を求めていますが、中国当局から詳しい説明は一切行われていません。