中国大使館、日本への渡航者などに注意喚起「現在の状況鑑み」

写真拡大

[東京 25日 ロイター] - 在日中国大使館は24日、日本への渡航を予定する自国民や日本在住者に注意喚起を行った。「現在の情勢を鑑みて警戒意識を高め、渡航の安全を確保する」よう求めている。中国は10月1日から国慶節の連休に入り、日本を含め海外への渡航者が増える見込み。

中国では18日、広東省深センの日本人学校に通う男児が登校中に襲われ死亡する事件が起きた。日本側は中国に対し、事実関係の説明と中国にいる日本人の安全確保を求めるとともに、外務省は19日付で、中国に滞在する日本人や中国への渡航者に対し、外出時に不審者の接近などに注意し安全確保に努めるよう注意喚起した。

林芳正官房長官は25日の会見で、中国への渡航に関する危険情報のレベルを引き上げるかどうかを問われ、「今般の事案を受け、全体の状況を踏まえて適切に判断していきたい」と述べた。