最後の夏フェスでもお決まりの“放水”をおこなったサザンオールスターズ

 9月23日、茨城・国営ひたち海浜公園でおこなわれた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA」に、ロックバンドの「サザンオールスターズ」が出演。“大トリ”を務めた今回の出演で、サザンは“最後の夏フェス”を公表している。

「出演時間はフェスとしては異例の2時間近く。演奏曲も19曲とほとんど単独コンサートのようなステージでした。全国の映画館でライブビューイングも実施され、今回の“最後の夏フェス”は会場で5万人が、ライブビューイングも合わせると20万人以上が見守りました」(芸能記者)

 彼らの1作めのアルバム『熱い胸さわぎ』に収録された『女呼んでブギ』でスタートしたセットリストは『いとしのエリー』、『真夏の果実』など代表曲も披露。最後は同フェスに出演したほかのアーテイストともに『勝手にシンドバッド』を歌い上げ、まさに“夏フェス”にふさわしい大熱狂で幕を閉じた。

 大成功を収めたライブだが、その中であるパフォーマンスがネットをざわつかせている。

「16曲目の『みんなのうた』で、桑田さんがホースを持ち出して“放水”をおこないました。

 ただ、9月21日までは最高気温30度以上を記録し真夏日だった関東地方ですが、9月23日は暑さもおさまってきていたんです。フェスの会場があるひたちなか市に近い、水戸市のこの日の最高気温は25度でした。

 サザンがステージに登場した夜6時以降は気温が20度以下になるなど、完全に秋の気温でした。夏と呼ぶには少し気温が低かったかもしれません」(同前)

 そのせいか、サザンのステージ終演後、Xでは現地ファンから興奮冷めやらぬ感想とともに、こんな声があがっていたのだ。

《サザンの放水受けた人みんな震えてない?笑 あんなに寒かったし風強いのに大丈夫かな》

《サザン始まるまで凍えそうなほど寒かったのに放水し出す桑田さん狂ってると思った(褒め言葉 推しからの放水はご褒美とは言え、流石に鬼畜の所業ではとw》

《ほんと寒すぎて上着なかったから真冬?って位寒かったのにステージでは桑田さんがめっちゃ放水してたの見てムリムリムリムリ!死ぬ!って思ったけどステージ前は多分興奮と熱気でみんな熱いから放水してちょ−どよかった思ってる位めちゃくちゃ盛り上がってた》

《みんなのうたで水を浴びた人達が心配になるくらいには寒かったけど、熱いステージだったぜ》

 ファンにとっては“嬉しい悲鳴”だったのかもしれないが、やや肌寒い気候だったのは間違いない。

「コンサートに行ったことがない人でも、桑田さんの代表曲『波乗りジョニー』のミュージックビデオで、彼が放水しているのを見たことがあるでしょう。サザンや桑田さんにとって、恒例のパフォーマンスなんです。

 サザンの野外でのコンサートでは『みんなのうた』の際に放水するのがお決まりとなっているため、今回“最後”と公表した夏フェスでは、是が非でもパフォーマンスをやらなければならないと思ったのでしょう。

 ほとんどの人が、近ごろの酷暑でここまで急激に気温が下がるとは思わなかったでしょうし、会場が寒かったことは“想定外”だったのかもしれませんが……」(芸能記者)

 困惑したことも含めて、ファンにとって“いい思い出”になったことを祈りたい。