世界で米の関与必要、岸田首相が訴え 日本への投資も呼びかけ

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[23 日 ロイター] - 訪米中の岸田文雄首相は23日、ニューヨークで開催されたイベントで、ロシアのウクライナ侵攻など世界各地で国際秩序の基盤が脅かされているとし、東アジアと世界における米国の関与とリーダーシップ継続が必要という見解を改めて示した。

首相在任中、自身が日米同盟の強化や日本の防衛力の増強、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の防衛に尽力したと強調。次世代に引き継ぐべき世界は「自由と民主主義に基づく安全で平和な社会であるべき」で、「米国は第二次世界大戦以降、そうした社会の構築で主導的な役割を果たしてきた」と指摘。「今日、東アジアや世界の他の国々は米国の関与とリーダーシップを必要としている。これは米国の国益でもある」と述べた。

また、日本への投資を呼びかけ、米人気SFシリーズ「スタートレック」に登場するカーク船長の名せりふを引用し、「誰もやったことのないくらい果敢に日本に投資しよう」と述べた。

岸田首相は今週の国連総会に出席する予定。