NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=70.37(-0.63 -0.89%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。ユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)が低調だったことが相場を圧迫した。米国や中国に続き、欧州の景気悪化も警戒されている。ユーロ圏の9月の総合PMIは48.9まで低下し、景気判断の分岐点である50を下回った。ただ、メキシコ湾で米国に向かうハリケーンが発生する見通しで、減産が発生する可能性があることや、イスラエルとレバノンのイスラム組織ヒズボラの軍事衝突が拡大していることは下支え要因。

 時間外取引で11月限は先週末の終値付近で上下し、方向感は限定的。通常取引開始後は71.81ドルまで強含んだが買いは続かず、売りに押されると69.49ドルまで軟化した。ただ、引けにかけては安値から切り返した。

MINKABU PRESS