7回無死一、三塁、先制の右前適時打を放ち手を叩く代打・坂本勇人(カメラ・中島 傑)

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◆JERA セ・リーグ 阪神―巨人(23日・甲子園)

 巨人が7回に先取点を奪った。

 先頭の吉川尚輝内野手が中前打で出塁。岡本和真内野手が左翼線への安打で続き無死一、三塁。ここで、阿部慎之助監督は5番・大城卓三捕手のところに代打・坂本勇人内野手を送ると、追い込まれながら右前にタイムリー。22日の阪神戦では3度、好機で打席に入りながら3打数無安打だったベテランが、阿部監督の起用にこたえる一打で、ようやく1点を挙げた。坂本は「何とかしてやろうと打席に入りました。先制できて良かったです」とコメントした。

 ここで阪神は先発の高橋遥人投手に代えて2番手で石井大智投手を投入。無死一、二塁で阿部監督はモンテス内野手には代打・増田大輝内野手を送り、増田は2つの失敗の後に送りバントを決め1死二、三塁とチャンスを広げたが、岸田行倫捕手は空振り三振、門脇誠内野手は申告敬遠での2死満塁で途中出場の萩尾匡也外野手は二飛に終わり、追加点はならなかった。