秋の関東高校野球県予選は22日、3回戦の残り2試合が行われ、ベスト8が出揃いました。

小倉クラッチ・スタジアムの第一試合は、シード・明和県央と高崎東が対戦しました。1回裏、県央は2アウトから3番・野口がツーベースヒットで出塁します。つづく4番・町田の打球は左中間を破るタイムリーツーベース。県央が3番・4番の連続長打で1点を先制、2回までに2点をリードします。

県央の先発・五十嵐に6回までヒット1本に抑えられていた高崎東は7回表、フォアボールとヒットで出塁したランナーを3塁と2塁に置き、打席には6番・堀米。2球目を鋭く振り抜くと、打球は左中間を破るタイムリー3ベース。2人のランナーが返り2対2の同点に追いつきます。

勢いづいた高崎東は続く8回表、1点を勝ち越しさらに2アウト2塁のチャンスを作ります。3番・関根はレフトへのタイムリーツーベースヒット。さらに4番・ピッチャー深町もセンターの頭上を襲います。3番・4番の連続タイムリーで5対2と3点をリードします。

高崎東の先発・深町は、ランナーを背負うものの粘りのピッチングで県央打線をヒット5本に抑える好投。高崎東が5対2で明和県央を下し、2004年以来20年ぶりのベスト8進出です。

なお、第2試合は利根商業が5対2で安中総合に逆転勝ちです。

22日で3回戦が終了し、ベスト8が出揃いました。大会は今月28日から準々決勝が行われます。