福岡管区気象台は21日午前5時53分、暴風と大雨及び落雷に関する福岡県気象情報第3号を発表した。福岡地方の沿岸の海域、北九州地方の響灘では21日夜のはじめ頃から夜遅くにかけて暴風に、福岡県では21日夜のはじめ頃から22日朝にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒を呼びかけた。

[気象概況]前線が黄海から東北地方にのびており、22日にかけて次第に南下する見込み。また、台風14号が東シナ海付近にあって東へ進んでおり、21日の日中には朝鮮半島付近で温帯低気圧に変わる見込み。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州北部地方では大気の状態が非常に不安定となっている。このため、福岡地方の沿岸の海域、北九州地方の響灘では、21日夜のはじめ頃から夜遅くにかけて南西の風が非常に強く吹く。また、福岡県では、21日夜のはじめ頃から22日朝にかけて非常に激しい雨や激しい雨が降り、前線の活動が予想以上に活発となった場合は警報級の大雨となる所がある。落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれもある。