やめ『続ける』ことが難しい病気です


なんで怒られているの?家族の和を保っていた優しい父の隠しごと/母のお酒をやめさせたい(1)

「どうしてやめられないの?」依存症の親を持つ子どもたちの苦難の日々。

最初は心に抱えた疲れを癒やしたい、ただそれだけだったのに、いつしか沼にハマってしまう。依存症は誰もが陥る可能性のある病気です。そして、ひとたび依存症になってしまうと抜け出すのは非常に困難。たとえ家族が止めても、本人自身もやめたいと思っていても、やめられない状態になってしまう恐ろしさがあります。

ギャンブル、薬物、アルコール……さまざまな依存症を抱える親を子どもの視点から描いた『母のお酒をやめさせたい』から、家族の葛藤や絶望、そして回復の道のりをたどるエピソードをお届けします。

※本記事は三森 みさ著、今成 知美、松本 俊彦監修の書籍『母のお酒をやめさせたい』から一部抜粋・編集しました。

チョコはどう思う?


変なことをしてそうにもないし


お前はなんで俺に近づいてくるんだよ?


あいつらに情報を流すつもりだろ?


全部消えてしまえ!!!


サボりです


たくさんのクスリを使ってきました


■脳の病気

私はクスリを使うことがやめられなくなりました


■やめ続ける難しさ

やめ「続ける」ことが難しい病気です


■やめる方法はある

やめ始めた時はつまずく日々を過ごしました


■心の荷物

人はみんな心に荷物を背負っています


■一息つくため

疲れをとるためにもっともっと欲しくなって


著=三森 みさ、監修=今成 知美、松本 俊彦/『母のお酒をやめさせたい』