判決後に言い訳動画…元ブレイキングダウン選手が懲役1年6ヵ月の実刑判決 復帰誓うも「断酒がカギ」

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交際していた女性に暴行し、傷害などの罪に問われていた「Breaking Down(ブレイキングダウン)」の元人気選手でインフルエンサーの久保田覚被告(28)の判決公判が8月16日、東京地裁で開かれた。裁判長は、「短絡的で身勝手な動機に酌むべき点は見当たらない」として懲役1年6ヵ月の実刑判決を言い渡した。

「犯行当日、久保田は知人らと飲食し、午前4時頃に同居する女性宅に帰宅。2人でお酒を飲んでいる時に女性が久保田の酒癖の悪さを咎めたことで激怒したのです。女性に馬乗りになって髪をつかみ、顔面を殴打するなどの暴行を加えました。その後、久保田はコンビニに行くために外出しましたが、戻ってくると女性が部屋にカギをかけており、部屋から締め出されたことに再び激怒。消火器でドアを叩くなどして建造物破壊の罪にも問われていました」(全国紙司法担当記者)

久保田被告は’23年3月にも同じ女性に対して暴力を振るい逮捕されている。

「前回の逮捕では示談金250万円を払い、和解をしています。その後2人は復縁し同棲を再開。断酒をしていたはずの久保田ですが飲酒を再開してしまい、女性に再び暴力を振るうようになります。女性が警察に通報するというトラブルも何度も起こしていました」(スポーツ紙記者)

5月に行われた初公判で久保田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めていた。法廷で明らかになったのは、やはり久保田被告の酒癖の悪さだった。久保田は被害女性に馬乗りになって暴行を加えたうえに、「また通報するんだろ? もうどうでもいい。殺すわ」と言って女性に首に包丁を突き付けたという。女性は、

「人生が終わったと思うほどの恐怖を覚えました」

「お酒を飲まなければ優しいけどお酒を飲むと180度変わる。店員やタクシー運転手に暴言を吐いていた」

などと証言している。更生を信じた女性や周囲のサポートを裏切り、再び酒に溺れ同じ過ちを犯してしまった久保田被告だが、SNSでは反省の言葉とともに復帰への意欲をのぞかせていた。

判決公判当日に久保田被告は、

「自分は表で活動するのが好きだから、また頑張りたいと思ってます」

と、Xに投稿したのだ。さらに、判決から4日後の8月20日に自身のYouTubeチャンネル『久保田覚 Satoru Kubota』で「真実を話します」と題した動画を公開した。7月に一度保釈されており、動画はその間に撮影されたようだ。短く刈り込んだ髪型で、真っ直ぐにカメラを見据えた久保田被告は、

「この動画がYouTubeに載ってるってことは、たぶん、自分は実刑判決をもらって刑務所に行ってると思うんですけど……」

と語り始め、

「被害者の女性と口論になって、お酒を掛けられて。自分もお酒入ってて、ちょっとクセが悪かったのは認めるんですけど。というか、ほとんどそっちなんですけど。それで手を上げちゃったというのが事実です」

などと言い訳のような説明を行っている。法廷での女性の証言とはあまりにかけ離れている印象だ。

これらの投稿を見る限り、久保田被告は本当に反省しているのか正直疑問が残る。久保田被告の友人によると、アルコールを断つために依存症の治療も受けていたというが、

「覚は酒を飲まなければ本当にいいヤツなんです。Xの投稿を見ても這い上がってやろうという焦りを感じます。ただ逮捕前には、『酒を断つ』と言いつつ、『いずれは自分のバーを持ちたい』と矛盾するようなことを言っていたので、本当にお酒を断つ気はあるのか正直、心配です」(久保田被告の知人)

と首をひねる。1年6ヵ月後、果たして久保田被告は本当にお酒を断つことはできるのだろうかーー。

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