「夏休みの日本旅行、キャンセルするべき？」韓国のSNS上でも南海トラフ地震への不安高まる
2024年8月11日、韓国メディア・毎日経済は「日本で大地震発生の可能性が高まっていることを受け、夏休みに日本旅行を計画していた人たちが中止すべきか頭を悩ませている」と伝えた。
記事は「九州・宮崎県で8日にマグニチュード（M）7．1の地震が発生した後、日本の気象庁が『南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）』を発表した」「静岡沖から四国南部、九州東部の海域までつながる南海トラフでは100〜150年間隔で発生するという地震が、20年以内に70〜80％の確率で発生する恐れがあるというものだ」と詳しく説明している。また、9日夜には神奈川県を震源とするマグニチュード5．3の地震、10日午後には北海道でオホーツク海南部を震源とするマグニチュード6．8の地震が発生したことにも触れ「（日本）現地でも緊張感が高まっている」と強調している。
こうした中、韓国のネット上の日本旅行に関するコミュニティーでは「明日から福岡に行く予定だったけど、取りやめにした」「キャンセル料を払って旅行を中止した」などの投稿が相次いでいるという。日本に居住する韓国人と、相対的に安全な地域とそうでない地域のリストを共有し、旅行が可能かどうか検討する動きもあり、SNSでは「大阪は危険そうだけど、京都はまだましかな」「南海トラフで一番安全なのは北海道」などの投稿が見られたという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「大地震が発生しないように祈ります」「もう日本に行ってる人たちが安全に帰国できますように。日本が大きな被害に見舞われませんように！」など、日本を案じる声が寄せられている他、「日本ではいつだって地震が発生するリスクがある。せっかく何カ月も前から計画していた夏休みを、キャンセル料を払ってまで中止にしていいの？。むしろ地震への備えが日本に及ばない中国や台湾に行く方が危険だよ」「日本で地震が起きても死者が続出するわけじゃないのに、キャンセルするのか？」「休戦中だから韓国に行かない、というのと同じだね」など、「キャンセルしなくてもいいのでは」というコメントが多く見られた。
一方で、「行くのは自由だけど、リスクを知った上で行って、もし地震の被害に遭った場合は、国に救助を求めないようにね」「行って地震体験と熱帯夜体験をしてくれば？」といったコメントも見られた。（翻訳・編集/麻江）
