ワイパーに問題があるとして、テスラが2023年11月13日から2024年6月6日までに製造されたサイバートラックをリコールしました。影響を受ける車は1万1000台以上におよび、海外メディアのMashableは「サイバートラックの納車が2023年11月に始まったことを考えると、リコールの対象となるのはほぼすべての車両である」と伝えています。

Part 573 Safety Recall Report

(PDFファイル)https://static.nhtsa.gov/odi/rcl/2024/RCLRPT-24V456-3775.PDF

Cybertruck recall: Tesla's dreaded, massive wiper is a big problem | Mashable

https://mashable.com/article/tesla-cybertruck-wiper-recall

リコール報告書によると、該当車両は過大な電気的ストレスがかかることによりフロントワイパーのモーターコントローラーが機能しなくなる可能性があり、特定の条件下で視界が悪くなり、衝突の危険性が高まる場合があるとのこと。



テスラは2024年2月2日にワイパーモーターの初期不良を確認しており、20個のワイパーモーターを回収して根本原因および故障分析を実施していました。その後4カ月かけて故障の原因を特定し、2024年6月12日に該当車両の自主リコールを決定したと報告書に記しています。交換は無償で行われます。

テスラは、この問題に関する衝突事故や、負傷者および死亡者を確認していません。

サイバートラックの特大フロントガラスは発売前から話題を呼び、「ワイパーが大きすぎる」と批判が寄せられていました。





なお、今回のリコールはサイバートラックにとって4回目のリコールとなります。直近では2024年4月に「アクセルペダルに不具合がある」としてすべての車両をリコールしています。

テスラのCybertruckがアクセルペダルの不具合でリコール、これまで出荷されたすべてのCybertruckが対象に - GIGAZINE