大谷翔平、“旧友”への礼儀を忘れず 本塁打前の行動に米メディアが感嘆「オオタニは最も尊敬されるスーパースターだ」

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大谷(左)はバッテリーと組んでいたオホッピー(右)と会話を交わすシーンも。(C)Getty Images

 千両役者ぶりを感じさせる爽快な一打に反響が広まった。

 現地時間6月21日、ドジャースの大谷翔平は本拠地で行われたエンゼルス戦に「1番・指名打者」で先発出場。移籍後初となる古巣対戦で、5回裏の第3打席に2試合連続となる22号本塁打を放った。

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 強烈な一発が球場を熱狂させた。スコアレスで迎えた5回裏2死一塁で、エンゼルスの3番手マット・ムーアと対峙した大谷は、カウント1-1からほぼ真ん中に甘く入った91.1マイル(約146.6キロ)の4シームを強打。バットフリップも披露した本人が確信めいた表情で見上げた打球は、あっという間に右中間席の後方に着弾。飛距離455フィート(約138.7メートル)の特大アーチとなった。

 惜しくもチームは敗れた。それでも注目された古巣との初対戦で、これ以上にない“結果”を出すあたりは流石。このスターぶりには、米メディアも賛辞を集める。

「ショウヘイ・オオタニはリーグで最も尊敬されるスーパースターだ」

 そう強調したのは、『Dodgers Nation』。日々ドジャースのありとあらゆる情報を発信する彼らは、6月に入ってからOPS1.091と好調を維持する大谷のグラウンド内でのパフォーマンスに目を向けつつ、古巣対戦での“振る舞い”にもクローズアップしている。

「彼は古き良きチームメイトたちのいるダッグアウトにお辞儀をしてから、この試合に臨んだ。そして455フィートのホームランを放ち、自身の新たな家でエンゼルスを出迎えた」

 試合後に「こちら側のホームだったので、そこまで気にすることはなかった」と語りながらも、試合前にはエンゼルスのチームメイトたちのもとへ駆け寄る姿も見せた大谷。旧友たちへのリスペクトを忘れず、真新しいドジャーブルーのユニホームでしっかりと仕事をこなしたスターに対する賞賛はしばらく止みそうにない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]