SANADA(下)を下し、勝ち誇る王者デビッド・フィンレー

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 新日本プロレス16日の北海道・北海きたえーる大会で、IWGP・GLOBALヘビー級王者のデビッド・フィンレー(31)がSANADA(36)の挑戦を退け、初防衛に成功した。

 昨年の「NEW JAPAN CUP」決勝戦で敗れた因縁の相手を挑戦者に指名したフィンレーだが、大苦戦を強いられた。ネックスクリューからラウンディングボディープレスを浴びて窮地に陥ると、デッドフォールこそセコンドの外道が気を引いて回避したものの、後頭部へのシャイニングウィザードで再びペースを握られる。

 フィンレーはINTO OBLIBIONで反撃に転じるも、オーバーキルはオコーナーブリッジに切り返される。さらにシャイニングウィザードも浴びてしまったが、王者の意地でデッドフォールだけは許さない。再びのシャイニングウィザードを受け止めてパワーボムで叩きつけると、最後はついにオーバーキルをさく裂させて逆転勝利を収めてみせた。

 バックステージに乾杯用ビールが6本しか用意されてなかったことにブチギレたフィンレーは「今年だけを見ても俺はジョン・モクスリーとウィル・オスプレイの2人を(1・4東京ドームの)一晩で倒し、このベルトを取った。金網戦で64分を戦い抜き、ニック・ネメスからもベルトを奪い返してやった。そしてSANADAに勝利した」と今年の戦績を羅列。

「俺ほどパワー、スピード、スタミナを兼ね備えているヤツはどこにもいない。俺はレベルが違うんだ。俺に匹敵する相手なんていない。外道、俺たちにはやるべきことがある。ビジネスについていい案があるんだ…」と話し込みながら控室へ消えていった。