イングランド代表のガレス・サウスゲート監督がEURO2024で優勝を逃した場合、退任する可能性があることを示唆した。アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。

 選手としてもイングランド代表を経験しているサウスゲート監督は、2016年にサム・アラダイス氏の後任として指揮官に就任。これまで2018年ロシアW杯でベスト4、EURO2020で準優勝、2022年カタールW杯でベスト8という成績を残してきた。

 今回のEURO2024はMFジュード・ベリンガム(R・マドリー)、MFコビー・メイヌー(マンチェスター・U)、FWコール・パーマー(チェルシー)、FWアンソニー・ゴードン(ニューカッスル)ら若手選手の台頭もあり、期待が高まっている。

 サウスゲート監督の現行契約は今年12月まで残っているが、今大会の結果が去就に大きな影響を及ぼすことになるかもしれない。指揮官はドイツ紙『ビルト』に対し、次のように語っている。

「(EUROで)勝てなければ、おそらく私はもうここにはいない。これが最後のチャンスかもしれない」

「代表監督の約半数は、大会が終わると去っていく。私はもう8年近くここにいるが、あと一歩のところまで来ている」

「ビッグチームになりたいのなら、そして監督としてトップになりたいのなら、大事な場面で結果を出さなければならない」

 サウスゲート監督は先月、『ESPN』のインタビューでも2026年の北中米W杯まで続投するかどうかは未定だと主張していた。

 イングランドはEURO2024でグループCに入り、セルビア、デンマーク、スロベニアと対戦する。EURO初制覇を果たし、母国開催だった1966年W杯以来、58年ぶりのメジャータイトルを獲得できるか。