(c) Universal Studios and Amblin Entertainment, Inc. and Legendary Pictures Productions, LLC.

写真拡大

『ジュラシック・ワールド』シリーズ第2作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)では、人間社会を一変させてしまうような衝撃のエンディングを迎えた。本編終了後にはおまけ映像も登場したが、同シーンで姿を見せたある恐竜が『ジュラシック・パークIII』(2001)に登場した恐竜と同一の個体なのではないか、という説がある。

この記事には、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のネタバレが含まれています。

© Universal Pictures

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』では、ロックウッド家の少女・メイジー(イザベラ・サーモン)の手によって、T-レックスをはじめとする恐竜たちが外の世界へと放たれてしまう。エンドロール後のおまけ映像では、3体のプテラノドンがラスベガス上空を滑空し、パリスホテルのエッフェル塔に止まる姿が映し出されていた。

3体のプテラノドンといえば、『ジュラシック・パーク』シリーズ第3作『ジュラシック・パークIII』でもフィーチャーされていた。同作のエンディングでは、サム・ニール演じるアラン・グラント博士らがヘリコプターに乗って島からの帰路に着くのだが、その横を檻から脱走した3体のプテラノドンが通りすぎるのだ。グラント博士によれば、3体のプテラノドンたちは「新しい巣を探している」とのことで、物語はプテラノドンたちを後ろからカメラが追う形で幕を閉じた。

一方、『ジュラシック・ワールド』では『ジュラシック・パーク』での惨劇から20年以上が経過した後の物語が描かれたが、果たして『炎の王国』のエンディングで見られた3体のプテラノドンたちは、新しい巣を探していた『ジュラシック・パークIII』の彼らだったのだろうか。もしそうなのだとしたら、なぜ3体のプテラノドンは、『炎の王国』の舞台でありテーマパークのあったイスラ・ヌブラル島にいたのか、という疑問が生じる。

この問いの答えの鍵を握る人物がいる。1作目『ジュラシック・ワールド』に登場したテーマパークのセキュリティ担当、ヴィンセント・ドノフリオ演じるヴィック・ホスキンスだ。テーマパークを所有するマスラニ・グローバル社のでは、ホスキンスは2001年、カナダ上空で飛行していた“悪名高い爬虫類動物”の掃討作戦を管轄した人物として紹介されている。この中に、『ジュラシック・パークIII』のプテラノドンたちが含まれていたとしたら、ホスキンスに捕えられていた可能性もある。

結局のところ、『ジュラシック・ワールド』シリーズの劇中では、この謎に対する答えが明示されることはない。続く『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)では恐竜と人間の共存社会が描かれたが、プテラノドンたちは今も新たな家を探して、上空を進んでいるかもしれない。

 

The post first appeared on .