「フジテレビほかオファー続々」の広末涼子 “女優復帰”秒読みも待ち受ける「不倫以外の重大問題」

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4月にイベントに登場した広末涼子。’23年6月に人気シェフ・鳥羽周作氏とのダブル不倫が報じられて以来、約11ヵ月ぶりの表舞台となったのだが、その爽やかな笑顔は以前と変わらないままで、表面上はすっかり吹っ切れた様子だ。

5月24日発売のFRIDAYでは、広末が鳥羽シェフと二人きりで埼玉県内にある蕎麦屋で談笑する姿を激写。一部週刊誌では誕生日を子どもたちと一緒に祝ったということが報じられるなど、二人の関係はまだ続いているようだ。

また『FLASH』が行ったアンケートによる「もう応援したくないと感じる不倫報道のあった女性タレント」調査では、3位福原愛、2位唐田えりかを抑えて“堂々”の1位となっている。

そんな彼女の周辺がざわつき始めている。

イベントに登場したことで仕事復帰とみてもいいが、本来の仕事である女優復帰はどうなっているのだろうか。

広末といえば、昔から女性に比べて男性のファンが圧倒的に多いことで知られている。テレビマン、映画関係、広告代理店など業界内でも同様だ。

「『FLASH』は女性500人にアンケート調査をしたようなのですが、そもそも広末さんの女性ファンはほとんどいないと言っていいでしょう。それは唐田えりかさんも福原愛さんも同じ。ファンどころか興味もないし、応援なんかしたこともない、したくもないでしょう。

あえて非難してくれと言われたら、けちょんけちょんに言いたくなると思います。ネットで非難している人たちもほぼ女性か、鳥羽シェフにジェラシーを感じた男性ファンじゃないですか」(広告代理店関係者)

不倫報道があっても、業界の広末ファンの気持ちはまったく揺らぐことがないという。そのファンたちの年齢層は中年以上。これが何を意味するかというと……。

「テレビ局を含め業界の広末ファンのおじさんたちは、今ある程度のポジションについている人たちが多い。その人たちは決定権を持っていて、たとえばドラマのキャスティングでも“よし、広末でいこう”と決定を下せる人たちなんです」(同・代理店関係者)

不倫騒動で離れるファンもいただろうが、業界のファンたちは

「かえって人間味を感じることができたし、女優として味も出てきた」

と、彼女への賛辞は増すばかり。なるほど、世間の反応と異なり、業界から女優復帰も近い、という声が聞こえてくるわけだ。実際に、

「CX(フジテレビ) は先月、新ドラマの出演をオファーしていたようです。しかし彼女は断ったみたいです。なんでも、“不倫している女性”役だったとか。

さすがに本人もまだそこまでは吹っ切れていないんでしょう。また、秋に撮影が始まる映画でも出演をオファーしているところがあると聞きました。なんだかんだ言われても広末ブランドは健在です」(キー局プロデューサー)

どうやら、“女優復帰”間近という噂は本当のようなのだが、一方で、復帰しても今までのように人気を維持することはできないのではないかと言うのは、女性映画ライターだ。

「確かに『広末神話』は半端ないです。ですがそれは、これまではたまたまいい作品に恵まれたからだと思います。演じた役について、“絶対彼女じゃないとダメ”というより“彼女じゃなくてもいいんじゃないか”という声は多かったと思います。

“広末さんいいね”という声はよく聞きますが、彼女の演技力について言及しているわけではなさそうだし、女優としての魅力を語っているようにも思えません。山本陽子さんや高橋恵子さん、島田楊子さんなど過去に艶聞の多い大女優もいましたが、その人たちは演技力もあり、女優としての魅力に溢れていました。はたして広末さんがその域に達しているのか疑問です」

このままでは、決定権のある“業界の”男性ファンが、やがて現場を去る時、神話やブランドが崩壊する恐れは十分にある。そうならないために、広末がこの先“実力派女優”として再生するにはどうすればいいのか。

「ドラマを好んで見る視聴者はどちらかといえば女性。だからドラマ制作サイドは安易に女性人気の高い男性俳優やアイドルグループのメンバーをキャスティングしようとするわけです。なので、逆を言えば“広末が出ているからあのドラマは見ない”という人が出てくるかもしれません。

どうしても広末さんをキャスティングしたいなら、清楚な役は無理でしょうから、徹底した『嫌われ役』を演じてもらったほうがいいと思います。“本当に嫌な女”とドラマファンに感情移入させる演技ができたら、それが人気につながることだってありますから……」(前出・キー局プロデューサー)

もしかしたら辞退した役は、今の彼女にはうってつけの役だったのかもしれない。逃がした魚は大きいのではないだろうかーー。

取材・文:佐々木 博之(芸能ジャーナリスト)
宮城県仙台市出身。 31歳の時にFRIDAYの取材記者になり、数々のスクープを報じてきた。 その後も週刊誌を中心に活躍。 現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中