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 「マツケンサンバ2」の振り付けなどで知られる振付師の真島茂樹さんが、22日に虚血性心不全のため死去した。77歳。心不全で亡くなった俳優の中尾彬(なかお・あきら)さんに続き、芸能界で長らく活躍した人気者の訃報が相次ぐ形となった。死亡リスクの高い心不全だが、虚血性心不全とはどんな症状だったのか。

 心不全とは、心臓の機能が悪化し、全身に血液を送り出せなくなる状態。真島さんを襲ったのは虚血性心不全で、心筋に血液を送る冠動脈が細くなる狭心症や、詰まってしまう心筋梗塞など、虚血性心疾患と呼ばれる病気によって、心不全に陥ってしまった状態を指す。

 虚血性心疾患の症状は、胸を圧迫されるような痛みや吐き気のほか、背中や腕に痛みが出る場合もある。不整脈は動悸(どうき)、息切れなどの症状が表れる。

 原因は、暴飲暴食、塩分・糖分の取りすぎ、疲れを翌日に持ち越すなど日常の生活習慣喫煙が大きく関わっており、虚血性心不全では、2016年に前田健さん(享年44)、20年に野村克也さん(享年84)が亡くなっている。