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 元近鉄、中日投手の佐野慈紀氏(56)が18日、自身のブログを更新。2日に行った右腕切断の手術後の経過をつづった。

 佐野氏は「始まった」のタイトルでブログを更新し「幻肢痛が始まった」と、術後の症状について明かした。

 「幻肢痛とは失った四肢の場所があたかもあるような錯覚に陥る不思議な現象」とつづり、「あるんですよ!指先に痛みがね」と驚きの報告をした。

 そしてファンに向けて「取り敢えず薬で踏ん張ります!健康第一、みんなかがや毛〜」とおなじみの前向きなあいさつで締めくくった。

 56歳の誕生日だった4月30日、感染症により右腕を切断することになったと発表。昨年4月には「重症下肢虚血 緊急の為、右足中指を切断」していたが、その後「心臓弁膜症」も発覚。プロで41勝を挙げた右投手が、利き腕の右腕を切断することを決断し、今月2日に手術が終了した。

 佐野氏は90年ドラフト3位で近鉄に入団し、通算41勝31敗、27セーブ。薄くなった頭髪から「ピッカリ投法」と名付け人気を集めた。