ベッカム氏、マンU選手に「やる気」見せて 古巣後輩に奮起促す
![サッカーイングランド・プレミアリーグの古巣マンチェスター・ユナイテッドのドキュメンタリー番組「99」のプレミアに出席するデビッド・ベッカム氏(2024年5月9日撮影)。(c)Oli SCARFF / AFP](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/0/3/030fd_1351_05cb1728_1c3e7306-m.jpg)
ベッカム氏は現役時代の1998-99シーズン、ユナイテッドの中心選手として名将アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏の下、プレミアリーグと欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)、FAカップ(FA Cup)制覇の3冠達成に貢献した。
この日、1999年に3冠を達成したチームを題材としたドキュメンタリーシリーズのプレミアに出席したベッカム氏は、選手たちも低迷するクラブの責任を負うべきだとの考えを示し、「監督があまり何もしなくて済むくらいがいい。それがマンチェスター・ユナイテッドの選手として、大きな試合でプレーするということ。選手たちはやる気がなくてはならない」と話した。
今季のユナイテッドは宿敵マンチェスター・シティ(Manchester City)とのFAカップ決勝を残しており、勝利すればテン・ハーフ監督の2シーズン目が救われる可能性もある。
ベッカム氏は、「プロのサッカー選手で、大好きな仕事をし、大好きなクラブでプレーしているならば、それがレギュラーシーズンであろうが、ライバルクラブとのFAカップ決勝であろうが、どんな試合であろうがやる気を出すには十分だ」「そうでなければ、間違ったチームにいて、間違った競技をプレーしているということだ。毎試合、同じメンタリティーと気持ちで臨むべきだ」と続けた。
テン・ハーフ監督については「エリックが非常に有能で良い指揮官であり、正しいモチベーションを持っているのは分かっている」とコメントした。
クラブはファーガソン政権の最終年となった2012-13シーズンを最後にリーグ優勝から遠ざかり、以降は不振が続いている。
ベッカム氏は、「ユナイテッドのこの5年、10年、15年は厳しいものだが、ボス(ファーガソン氏)が去り、(ロイ・)キーン(Roy Keane)やギグシー(ライアン・ギグス<Ryan Giggs>)、そしてギャリー(・ネビル<Gary Neville>)がいなくなっては、決して簡単なことではないと皆分かっている」とも話し、「このドキュメンタリーから、選手たちにはこうした成功への刺激を感じてほしい」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News
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