世界初。4TBのSDカードが爆誕
もはやストレージと呼べる領域。
SDカードといえばどれくらいの容量を連想しますか? 試しにAmazonでSDカードと調べると、128GBが最初に表示されました。これでも大きい方かもしれませんね。
しかし先日、Western Digitalが常識外れともいえる容量のSDカードを発表したのです。そのサイズ、なんと4TB!
大容量だけど用途にはややクセが
放送業界向けの展示会であるNAB Show 2024にて、Western Digitalが発表した製品のひとつが「SanDisk Extreme PRO SDUCカード」。SDカードとしては世界初となる、4TBもの大容量を実現しました。ちなみに1TBに到達したのは2019年。
SDUC(SD Ultra Capacity)という規格は2018年に策定されたもので、理論上の最大容量は128TB。よく使われているSDカードの規格はSDXCですが、SDUC規格の製品は今回が初の市販化となります。SDUC第一弾ですね。
大容量ではあるものの、UHS-Iなので高速通信は苦手(規格上の最大伝送速度は105MB/s)。とはいえ4K動画くらいなら問題なく撮れるので、UHS-IIまで求めない人には十分な速度かと。
気になる価格は……
価格は未発表。ですが、SanDisk Extreme Proの1TBモデルがAmazonで2万6000円ちょいなので、単純に4倍するとなかなかのお値段になる計算に。大事すぎて使えないのでは…。
4TBのSDカードは2025年発売予定。SDカードはデータの長期保存には向いてないと言われますが、身の回りのストレージがこのサイズになったらめちゃ便利だろうなぁ。
Source: AnandTech