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前回からの続き。私はホノカ29歳。旦那コウヘイ(31歳)と2人の子どもたちと暮らしています。旦那は仕事が忙しいので、私はほとんどワンオペで子どもたちを見ています。なかなか大変な日常のなかで、私のリフレッシュとなっているのが、長期休暇の際に実家へ帰省すること。実家では育児などを手助けしてもらえるのでありがたいのです。今度の帰省も楽しみにしていましたが、同じ時期に帰省する姉ハナが愛犬プディングを連れてきたいと言っていることがわかりました。私は犬アレルギーがあるので一緒の空間にいるのはつらいのです。そのことは姉も知っているのですが……。



私は母とした電話の内容を旦那に話しました。するとビールを飲んでご機嫌だった旦那の顔が渋くなったのです。



「逆の立場で考えてみろって。例えばお義姉さんが犬アレルギーだとする。ホノカが犬を飼ってたとして常に一緒にいたいと思っても、犬アレルギーの人がいるところには連れていかないだろ?」と言います。旦那に指摘されて、モヤッとしていた部分がクリアになりました。逆の立場だったら、私は姉のようにはふるまいません。妹だから姉の身勝手さに慣れていましたが、それはおかしな状況だったと気づき始めました。



「お義姉さんのわがままを許そうとしている、ご両親もおかしいよ。俺にとっては大事な奥さんなのに」と言ってくれました。



突然出てきた旦那の甘い言葉に胸がドキッとしました。抱きつくと旦那は照れ始めます。続けて、「とにかくそういうことだから。犬は連れてこないでほしいって話せば? それでもお義姉さんが犬を連れてきて、ご両親もそれを許すんだったら今度の帰省はなしか、タイミングをずらすかだな」と話がまとまりました。



楽しみにしている実家への帰省。しかし同時期に実家へ帰省する姉が、犬を連れてこようとしていることがわかりました。私は犬アレルギーがあるので困るのですが、薬を飲めばなんとかやり過ごせそう。犬がいても仕方ないと思っていました。しかし旦那に話をしたところ、姉は身勝手で思いやりがないと指摘されました。妹なので姉のわがままには慣れていたのですが、別の人からみると、おかしいようです。私も考えを改め、姉に犬は連れてこないでほしいと伝えようと思い始めました。

【第3話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・ササミネ 作画・Ponko 編集・横内みか