”鬼軍曹”マガト氏、母国代表率いるナーゲルスマン監督の手腕を評価「新たなスピリットをもたらした」

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 かつてバイエルンやヴォルフスブルクを率いて3度のブンデスリーガ制覇を達成したフェリックス・マガト氏が“母国”ドイツ代表がフランス代表、オランダ代表ら強豪に対し2連勝を飾ったことを受け、称賛のコメントを送っている。27日、ドイツメディア『スカイ』が伝えている。

 ドイツ代表は、FIFAワールドカップカタール2022で、2大会連続のグループステージ敗退。その後も成績が低迷し、昨年9月には日本代表に1−4で敗れるなど大不振に陥ったことで前監督のハンジ・フリック氏を解任した。後任のユリアン・ナーゲルスマン監督の下でも、最初の4試合で僅か1勝しか挙げることができなったものの、ここにきて強豪国相手に連勝。自国開催のEURO2024を前に復調の兆しを見せている。

 マガト氏は、ドイツ代表の再建を託されているナーゲルスマン監督の手腕について「彼はまだ若いが既に多くの経験をしている。チームを率いるのは初めてではないため、正しい分析を行っている」と、冷静に評価。さらに、「彼はチームに新たなスピリットをもたらした。このようなスピリットは、EURO2024で戦うために必要なものだ。我々全員が何カ月もこれを待ち望んでいた」と、コメント。熱血指導で知られる“鬼軍曹”は一致団結して戦うメンタリティを求めていたことを強調した。

 最後に同氏は、「今、彼(ナーゲルスマン監督)はEURO2024の最終段階で完璧なスタートを切っている」と自国開催のEURO2024での若き指揮官が率いる母国代表に期待感を寄せた。