アルバイト中の”立ちっぱなし問題”改善へ! マイナビバイト「座ってイイッスPROJECT」で日本の立ち仕事が変わる?

SNSなどでたびたび話題に上る、レジやショップ店員の”立ちっぱなし問題”。

接客を伴う業務において、日本では立ったままの状態で働くことが一般的とされています。近年では「スーパーのレジの人、座ってもいいのに」「海外では座りながらレジ打ちしているけど気にならない」といった利用者の声も増えてきましたが、座りながらの接客はまだまだ普及していません。

そんな現状を少しでも変えようと、マイナビバイトがある新プロジェクトを立ち上げました。それが、”座れるアルバイト”を増やす取り組み「座ってイイッスPROJECT」です。

”座りながらの接客”8割近くが「気にならない」

このプロジェクトを立ち上げるにあたって、マイナビバイトは「パート・アルバイトの接客中の立ち仕事」に関する調査を実施。接客のあるパート・アルバイトを雇用している雇用主300人と、接客のあるパート・アルバイトに従事している男女300人を対象に、インターネットによる意識調査が行われました。

調査では、座ったままでの接客が許されているアルバイトは23.3%にとどまり、アルバイトの32.2%が、接客中に座れないことで「業務に影響が出ている」と回答していることが分かりました。


業務への影響のトップ3を見てみると、「集中力が落ちてミスが起きた」が15.9%、「笑顔で接客できなくなった」が12.4%、「会話が雑になった」が7.8%となり、働き手とお客さん双方にとってマイナスな影響があることがうかがえます。


雇用主の回答を見ると、73.3%が椅子に座っての接客をしても「いいと思っている」と回答。許可しない理由の最多は33.8%の「お客さんからの印象の悪化を防ぐため」で、次いで25.6%が「なんとなく」と答えており、座ることの”理由なき禁止”の実態が浮かび上がりました。


一方、自身がお客さんの場合、座って接客をされることについて、雇用主・アルバイトともに8割近くが「気にならない」「問題はない」としており、”座りながらの接客”が受け入れられる素地があることも分かってきました。

さらに、“立ちっぱなし”解消がアルバイト人材確保につながると考えられる結果も。調査では、雇用主の19.7%が「接客中の立ち仕事からくる肉体的な要因」によるアルバイトの退職を経験していましたが、アルバイトの半数は座りながらの接客で「就労意欲が上がる」と答えています。雇用確保の面からも、座れるアルバイトを増やすことの重要性が見えてきました。

マイナビバイトチェア」導入で“座れるバイト”普及へ

それでは実際に、業務中に座れる選択肢を認める企業を増やすためにはどうしたらいいのか。この問いに対する答えの一つが、専用椅子「マイナビバイトチェア」の開発でした。


マイナビバイトが、折りたたみチェアや会議用チェアの製造販売を行う株式会社SANKEIと共同製作したというこの椅子は、軽くてコンパクトなデザインで、業務中でも立ったり座ったりしやすいように作られているそう。プロジェクトに賛同した企業に一部無償配布した上で、椅子を設置したことによる影響を調査し、導入企業にフィードバックしていくといいます。

すでに先行導入した企業もあり、引き続き特設サイトで「マイナビバイトチェア」の導入希望企業を募集中とのこと。働きやすい職場づくりやアルバイト人材確保でお困りの企業の方は、一度検討してみてもいいかもしれません。

特設サイト

”座りながら接客”に「ふつうかもな、そういうのも」

さらに、”座りながら接客すること”をめぐるコンセプト動画も公開中。


ショッピングモールで座りながら接客するスタッフを見かけた父娘。「お客さんの前で、ああいうのはどうなんだ」と投げかける父に、娘は「別にふつうじゃない?いいことじゃん」と返します。それに対して父は、「うん、ふつうかもな、そういうのも」とやさしい表情に。



動画では、様々な人が座りながら働いている様子を通して、「座ってイイッスPROJECT」の始まりが描かれ、最後は父と娘の微笑ましいシーンで締めくくられます。

父と娘のささやかな会話から、座りながら働くことが「ふつうのこと」として受け入れられる世界へのやさしい希望が感じられるのではないでしょうか。

「座ってイイッスPROJECT」で日本の”働く風景”が変わる?

これまでなんとなく「当たり前」と思われていた、従業員が立ったまま働く風景。

「座ってイイッスPROJECT」を通して、多くの人にとって働きやすい価値観が広がれば、少し先の未来では座って働くことが「当たり前」になるかもしれませんね。

「座ってイイッスPROJECT」


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