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内外装一新 48Vマイルドハイブリッド採用

メルセデスAMGは3月26日、Gクラスの高性能バージョンとなる「G 63」の改良新型を欧州で発表した。48Vマイルドハイブリッドと新しいサスペンション・システムを導入し、パフォーマンスの向上を図った。

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改良新型G 63は、従来の4.0L V8ツインターボガソリンエンジンに48V駆動のISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせ、最高出力は20psアップの585ps、トルクも20kg-m増の86.7kg-mとなっている。


改良新型メルセデスAMG G 63    メルセデスAMG

また、標準のGクラスと同様に内外装デザインやインフォテインメント・システムがアップグレードされ、効率性と機能性、実用性を高めている。

注目すべき点は、新しいAMGアクティブ・ライド・コントロール・サスペンションの導入だ。

従来は機械式トーションバー・クロススタビライザーだが、改良新型では油圧機構によるロール制御と可変減衰を実現した。ダンパー内の圧力を調節することでボディロール低減とパネレート確保を両立し、オフロードでの走行性能を損なうことなく、オンロードでの安定性を向上させている。

メルセデスのサスペンション開発担当者であるユルゲン・ワイラー氏は、「G 63の多くがロールを嫌うオンロードで使用されていますが、オフロード性能に妥協することはできません。このシステムにより、2つの異なるモードを提供できます」と述べた。

オプションのAMGオフロード・パッケージ・プロを装着すると、オフロード走行用に2つのドライビングモードが追加される。1つ目は「AMGトラクション・プロ」で、岩場や砂地でトラクションを最大化する。2つ目の「AMGアクティブ・バランス・コントロール」は、ロール剛性を手動で調整できる。

ボディカラーには、専用色のハイパーブルーマグノが追加された。ホイールは20〜22インチで、6種類のデザインから選択できる。

新オプションとして、エクステリア・カーボンファイバー・パッケージが設定されている。スペアホイールカバー、バンパーインサート、フロントとリアのアンダーライドガードがカーボンファイバーで仕上げられ、ラジエーターグリルやミラーハウジングはダーククローム仕上げとなる。